2016年9月29日木曜日

[経営戦略/経営計画]社長っ!在留外国人の増加にどう向き合うか考えてます?というお話

在留外国人 過去最高の230万7388人 by 産経ニュース
http://www.sankei.com/life/news/160926/lif1609260039-n1.html

皆様ご存知の通り、日本国内に生きる個々人の経済的・政治的主張(つまり、好むか好まないか)に関わらず、日本における在留外国人の数は増加の一途を辿っております。

また、ここ数年は東南アジアからの流入が顕著に増えているということで、今後は”定番”の中国・韓国だけでなく、東南アジアにも目を向けていく必要がありそうです(…と既に数年前から言われていますね)。


こういった情報を見るにつけ、何だかんだ日本はまだまだアジアの…否、世界の経済大国(※2015年の名目GDPで世界3位)なんだなということを仄かに感じる次第。

という訳で、彼らが日本に来ることにより十分な経済的利益が得られる状況の間は、日本国内に生きる個々人の経済的・政治的主張(つまり、好むか好まないか!)に関わらず、この傾向が変わることはないものと予測しているところであります。

(逆に言うと、今後も継続的に東南アジアの経済が発展&日本経済が沈下していき、日本に来る経済的利益が小さくなってきたときにどうなるか?というのはなかなか興味深いテーマです。)


さて、そういった前提条件を頭の隅に置きながら、小規模事業者として使えそうな視点でこのデータを見直してみましょう。

まず、「日本人口に占める在留外国人の割合」という切り口で見てみますと、

230万人÷1億2千万人×100=1.9(%)

ということで、現時点ではまだまだ「少数」であるように感じますね。

…が、その日本人口の1.9%しかいない230万人の人たちが、仮に1ヶ月に1人あたり10万円を使っているとする(※極めて適当な数字です。ソース?そんなもの知りません!)と、

230万人×10万円=2,300億円

と計算できるということで、何となくの感覚よりは結構大きなお金が動いてるんだなぁ…という見え方になると思うのですが如何でしょうか(え?全然小さいって?そうですかスミマセン…。)。

※ちなみに、2,300億円市場というのは、宅配ピザ市場(2638億円:2014年値)と同程度みたいです。こう聞くと結構大きいってなりますよね!?(え?それでもならないって?そうですか重ねてスミマセンね…。)

※実際には商品・サービスごとに市場を切り分けますし、さらには出身国によって文化や風習、価値観が異なるために提供する商品やサービスも出身国ごとに変わるであろう―ということで、もっと細かい市場になっていくものと想像されます。


ここからは私見ですが、「小回りが利く」というのは小規模事業者の最大の武器だと思いますし、それは「一定の規模があり、かつ細かい市場」において最大限発揮しやすいものだと考えております。

仮に「日本人口に占める在留外国人の割合」が3%~5%を超えていくと、在留外国人向けの市場も「一定以上の規模」へと脱皮していきそうな気がするんですよね。

ですので、現時点でのこの市場に参入する/しないの検討・判断の結果はともかくとして、最低でも今の間に「どのように向き合うか」を考えて、頭の隅に置いておく―くらいは行っておいてもバチが当たらないように感じる次第なのでございます。

2016年9月27日火曜日

[閑話][法務]ルールを適用する(罰則を与える)場面では感情が入り込まない仕組みを作ることが大事だよね、というお話

僕自身が 入り浸っている 最もよく使っているSNS「Google+」で、コミュニティの運営についてちょっとした騒動があったので、備忘がてら若干のコメントを。

※事の経緯に関しては、それを知ることで本題が頭に入ってきやすくなるのは間違いないと思いますが、いかんせん本題ではないので最後に雑くまとめる程度にしておきます。

必要な方はそちらから先にご覧くださいませ。


さて、今回のお話ですが、「(実質的に半公式的な意味合いを持つと第三者から見えやすい)コミュニティ」という、様々な価値観や考え方のメンバーが広く集まる特性のグループにおいて、
  • コミュニティとしてのルールはどうあるべきか?
  • 一定の罰則を行使する基準はどうあるべきか?
ということが論点となっていたような気がします。

※あくまで気がするだけです。ちょうど外出していて詳しく追っていなかったので、誤って捉えているかもしれませんが、本記事のネタ振りにどうしても必要であったということでひとつご理解いただければ幸いです。


ここからは私見ですが、公式的だろうが非公式的だろうが、多様な価値観や考え方の人間を幅広く集めることを目的とした組織のルールや規制というのは、
  1. 客観的事実に基づいて
  2. 論理的に言語化された明確な基準をもって
設定される必要があると思うんですよ。


「多様な価値観や考え方の人間が幅広く集まる」ということは、それだけ多くの意見や感情が出てくる場となることを意味します。

ひいては、多人数間の価値観や考え方の相違があぶり出されやすくなる(衝突しやすくなる)、ということになるかと思います。

そういった自然発生する「異なる意見や感情の対立」について、「どのように利害調整をするのか?(=着地点をどこに設定するのか?)」という対応は現実的に必要となりますよね。

そこでその対応の基準となるものを設定し、異なる意見や感情の間に適用させるものとなるのが「ルール」なのである、と考える次第です。

(ルールというものは、決して「どっちが悪い」だとか「どっちが正しい」といったことを決める類いのものではないのですよ…。)


個々人の「価値観や考え方」に関することを、「主観的」で「曖昧な」基準でもって判断するというのは、理不尽な不公平感、ひいては不必要な不満をルールの被適用者に対して与えてしまうことになります。

というか、罰則を定めたりそれを遂行する際に感情や主観性を感じさせてしまったら、それはもはや「法治」ではなく「人治」ですからね…。

「意見を言ったらトップの感情を損ねて罰を受けたよ…」という組織が、「多様な価値観や考え方」を受け入れているとは言い難いのではないかなぁ…と感じるところ。


…という訳で、ぜひとも「罰則」を課す組織でルールを設定し、組織内のメンバーに守らせる立場におられる方々には、「明確な基準の設定」と、「その基準についての論理的な伝達」を心掛けていただければと願う次第なのでございます。

「管理人の判断で●●します!」などという言葉は、「そんなの全然ルールとは言えないよ…」というモノを作ってしまっており、管理行為をサボっていると言っても過言ではない…と思っていただくくらいでちょうど良いものと存じております。


----------事の経緯ざっくりまとめ----------

※客観的事実と言い切れる訳ではなく、一定の主観が入っているかもしれませんが、そのあたりご理解の上で御覧ください。

元々は米Google社の公式のものであった某コミュニティが非公式化される。そのオーナー権限も(米Google社の教育を受けたらしい)一般ユーザーに譲渡される。
↓↓↓
譲渡後のオーナー(一般ユーザー)が行った行為に対してコミュニティ外で不満を言った一般ユーザーがコミュニティから追放される(※ただし、コミュニティ内で騒動を起こした訳ではない。)。
↓↓↓
上記追放に関して、その追放基準に疑問を持った数名が譲渡後のオーナーに対して質問をするも、全ての投稿が譲渡後のオーナーによって削除される(少々強い表現が見受けられますが、そのあたりを「誹謗中傷」と判断した模様?)。
↓↓↓
公式フォーラムに場を移す。噛み合わない議論・(第三者から見ると)煽り合いのような状態に…。
↓↓↓
このあたりから情報を追わなくなったため結末は存じ上げません!(放り投げ)

2016年9月24日土曜日

[起業・開業]専門的な技術が優れているからといって起業して成功する訳ではないよね、というお話

創業1年で約4割が倒産危機? フィンテックで目指す中小支援とは by 電通報
http://dentsu-ho.com/articles/4447

記事内に出てくる中小企業向け情報提供サイトや、フィンテックサービスの話は置いておくとして(マテ)、僕の目に留まったのは以下の話。
僕らのようなアプリ開発者もそうですが、美容室やアパレル、飲食店なども含めて、起業する人はその専門的な技術が優れているから会社を設立する。でも、仕事の腕が確かだからといってキャッシュフロー管理に優れているとは限りません。むしろ、ファイナンスの知識は持っていない人が多い。
『「技術者」「職人」は「経営者」ではない。その逆も然り。』と普段からよく言っているのですが、これをより噛み砕くとまさに上記で引用したお話になります。

分かりやすくさらにストレートな表現に置き換えると、『決して「素晴らしい技能を持っているから、起業したら成功する」 と い う 訳 で は な い 』ということ。

むしろ、技能一辺倒になりすぎて「経営」を疎かにしてしまう方(特に、ご自身の「営業力」に自信をお持ちの方に多い感覚があります…)は、失敗(=廃業)してしまう確率が高いように感じます。


また、「大きな成功(=最終的な目的・目標の達成)」をするにも、まずは「決して致命的な失敗(=再起不能な形での廃業など)」をしない状態を作る、そして小さな成功を積み重ねる、ということから入るのが王道というか、現実的な道筋です。

…なのですが、これについてもそういった手順を踏まない、経営の基礎的な土台を作らない状態で突っ走ってしまうことによって、致命的な失敗をしてしまうケースというのが多く見受けられたりするのですよ。

こちらは、よくスポーツで「攻撃からではなく、引き締まった守備から試合に入る」と言われる類のものと同じ論理だと思っております。

(「頂点に立つチームは守備が安定している」というのは鉄則ですもんね!…2005年のガンバ大阪さんだけは例外ですが…)


ちなみに、お金の流れに関することや、人の使い方に関すること(つまり、「経営(管理)」に関すること、ということですね。)というのは、即致命的な失敗に繋がりやすいもの。

…という訳で、このあたりのことってあまりよく知らないなぁ…という方はぜひ一度勉強してみるなり、先輩経営者の話を聞くなり…と、自分なりに研究をしていただければと願う次第なのです。


ちょっとしたコツは、「成功した話」ではなく、「失敗した話」、それも、「なぜ失敗したのか?」「どうすれば失敗しなかったと考えられるか?」を学ぶこと。

他人の成功を真似することは極めて難しいですが、他人の失敗を教訓にすることは(自分自身の意識や行動に組み込ませるだけで)可能ですからね。

逆に「成功談」だけ語って「失敗談」がない方のお話というのは、話半分どころか10分の1くらいで聞いておいても問題ないかなぁ、と日々感じているところでございます…。

2016年9月22日木曜日

[知的財産権]「スーパーサイヤ人」が登録商標であることって知ってました?

見た瞬間に思わず「ふふっ」となったひとネタをご紹介。

大半の方はまさか「スーパーサイヤ人」が商標登録されてるなんて思いませんよね?(え?知ってたって?僕が知らなかった方がマズいのか…!?


ちなみに、諸々新しいことを始める時に、その会社名や商品名・サービス名など…について事前に商標調査を行うことって本当に大事です。

その一手間をかけずに事業を開始した場合に、

「多大なコスト(労力やお金)をかけてようやくある程度知名度が上がってきた!少しづつ世間に浸透してきた…ようやくこれから利益を回収するフェーズだ!」

というドンピシャのタイミングで他社の商標権を侵害していることが判明し、名称使用の差止請求を喰らったりしたら…

これ、割と真面目に泣けます(そして、実際にこの事例でうちに駆け込まれたこともあります…)。


僕の実感として、著作権や商標権などといった知的財産権に対する世の中の”敏感度”は年々高まっているような感じを受けています。

特に商標権(商標法)というのは普段馴染みのない方にも「分かりやすい」権利であるだけに、事故が起こった際にはそのダメージもひとしおだと感じるところです。

※逆に、特許権・特許法や著作権・著作権法あたりは比較的「分かりづらい」気がしています。それはそれで事故が起こると面倒なことになるのですが…。

という訳で、たとえ中小企業や個人事業主であっても、知財に対してコストをかける必要性というのはそろそろ無視できないレベルまで来ているんじゃないかなぁ、と感じている次第。


まぁ、予算や人手、その他諸々の制約があることは重々承知しているんですけどね。

重々承知の上で、それでも何らかの意識を持ち・具体的な動きを行っていただきたいな…と密かに願っているところなのでございます。


ちなみに、冒頭のひとネタの続きですが、取ってる商標権は威力重視とのことでございます。
「威力重視」という言葉が何故かツボにハマりましたよ。実に不覚です…!!

2016年9月20日火曜日

[経営管理]医療機関だって「事業体」であることに変わりないよね、というお話

【寄稿】あなたの組織,「危機管理」できていますか? 医療安全だけが危機管理じゃない! by 医学書院(週刊医学界新聞)
http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03191_02

医療機関(病院や診療所)だって、「いち事業者」「いち事業体」ですもんね。

人の生命・健康に直接的に関わる度合いが他の業種よりも高い分、色々と神聖化されがちな気もしますが、特に医療安全”以外”の部分に関しては街中の中小企業と全く変わらないもの。

「患者さん(=お客さん)に価値を提供することが存在意義」であるのは当然のこと、「先立つもの(資本・資産)がないことには何も始まらない」というのも紛うことなき事実なのでございます。


つまり、医療機関であっても、経営戦略や経営管理(リスクヘッジももちろん含む)をしっかりと組み立てて回していくことは極めて重要ということ。

良いサービスを適切な単価で提供する→利益があがる→その利益をより良いサービスのために次の投資に回す―

そしてこの繰り返しが、最終的には回り回って患者さんたちへの医療行為の質の向上に繋がる―

このサイクルは、業種限らず「経営」というものの基本だと考えております。


ちなみに、上記URL内でのリスク管理のプロセスの説明は、医療機関だけでなく、他のどの業種でも使える知識だと思います。

「自分は医療機関じゃないし関係ないや―」などと言わず、ぜひとも一度チェックしていただければと存じる次第なのであります。

2016年9月17日土曜日

[経営戦略]賃上げしようにも利益が出てなきゃ会社が倒れるだけだよね、というお話

先日開催された日本商工会議所の総会の場で、安倍首相があいさつをされた件が記事として上がっております。

なんでも、中小企業の賃上げと下請け企業の支援(元請け企業との取引条件の改善)についての話題を取り上げられたのだとか。

首相 “中小企業の働き方改革へ環境整備” by NHKオンライン
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160915/k10010686961000.html

下請け中小企業を支援=安倍首相 by 時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016091500339


また、時を同じくして世耕経済産業大臣が経団連の榊原会長らと会談し、こちらでも中小企業に関する話題が取り上げられた模様です。

経済産業相 “中小企業でも賃上げ 実現に積極対応を” by NHKオンライン
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160915/k10010686951000.html

経産相、中小企業との取引条件改善を経団連に要請 都内で会談 by 日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL15H6J_V10C16A9000000/


大企業で少しづつ成果が出始めている(と言われている)被雇用者の賃上げについて、何としてでも中小企業まで波及させたいという動きですね。


中小企業(特に下請け業務を中心としている企業)での賃上げを実現するためには、どうしても顧客・取引先(元請け企業)との取引条件の良化が必要なもの。

という訳で、「賃上げ」と「元請け-下請け間の取引条件の良化」は政策としてワンセットであって然るべきだと思うのですが、現政権はさすがそのあたりの基本をきっちりと抑えておられるように感じております。


僕としては、元請け企業側にコストをコントロールする意識があるのは良いこと(また、当然のこと)だとは思います。

しかし、それが行き過ぎて下請け企業を抑圧する状態になってしまうのは本末転倒にも感じるところ。

また、下請け構造があまりにも重層化しすぎることにより、 ピンハネが凄まじく 最下層に位置する企業の利益が著しく低くなってしまっている業界が多い点についても、 なかなか闇が深い 色々と考えさせられるなぁ…と感じるところであります。

このあたり、大企業の内部留保を強制的に吐き出させる―などといった暴論ではない、上手く利益を中小企業に流せるような仕組みにしていければ最高なのでしょうが…。

これ以上は政治・政策論のお話ということで僕の方では切り上げようと思いますので、ここでは一旦「現政権の手腕に期待(したい…しても…良いよ…ね…?)」という結論にしておきましょう。


ちなみに、経営者というのは政治・政策に期待しているだけでは仕事をしているとは到底言えません。

中小企業側は中小企業側で、下請け一辺倒を脱却するなり、せめて取引先の多様化(少数の元請け企業への依存度の低下)をするなり、より利益を出すための何らかの施策を打たねばならないところなのです。

何をどうやるかは現状の数字との相談にもなりますが、会社の未来を作ることにもなりますし、当然リスクヘッジにもなりますし…ということで、怖がらずに取り組んでいただければ―と切に願う次第なのです。

2016年9月15日木曜日

[経営管理]料金(プラン)がシンプルって経営管理面でも良いことだよね、というお話

ブッフェ式のバー、北新地で明朗会計 by Lmaga.jp
https://www.lmaga.jp/news/2016/09/15060/

僕が開業した頃(もう約7年も前のことになってしまいました…!!)にひょんなことで知り合った某社長さんが、『「(総額)いくら払うのかが分かりやすい」というのは「売る」の基本』ってそういや言ってたなぁ…とふと思い出した記事。

(特に一般消費者向け(B to C)の商品やサービスを提供する際に大事なのだとか。上記発言については、その社長さんがB to Cの事業を行っていることも経験・実感として大きそうです。)


『「値段が分からないものは買わない」というのが当然の消費者心理だよね』ということは、一歩引いて考えると火を見るより明らかなことですよね。

しかし自らの事業のことになるとついつい忘れて、分かりにくい対価の計算システム(=料金プラン)を組んでしまう不思議…。

まぁ、自分自身のことは案外分からないものですしね、ある程度は致し方のないところなのでしょう。

※ちなみにこの問題、シンプルに「自分だったら買うか」「知人が買ってくれるか」あたりを考えるだけでも十分チェック機能を果たす気がします(マーケティング等々は僕の専門でないので、聞き流していたただく程度でちょうど良いと思います…)。


さて、「単価が分かりやすい」ということについては、財務経理的な視点で考えてみても大きなメリットがあると考えております。

(※ここでは「単価が分かりやすい」ということを「1商品/1サービス提供あたりの価格計算がしやすい」と定義します。)

だって、シンプルに売上高が把握できる方が利益も計算しやすいですし、頭の中で覚えておきやすいじゃないですか。

  • Xという商品は、1,000円の売上を上げるために、原価(内訳省略)が200円かかっていて、販売管理費(内訳省略)が700円かかっている。
  • Yという商品は、基本料金500円・オプションA300円・オプションB100円の売上を上げ、さらに1ヶ月無料(2ヶ月目から有料)のオプションC100円を付けているために2ヶ月目からは売上が100円増える。その原価(内訳省略)は、基本部分100円・オプションA60円・オプションB20円・オプションC20円で、販売管理費(内訳省略)ガー(以下略)。

上記の例で「どちらの方が一瞬で利益が分かる?」と聞かれれば、前者と答える方が少なく見積もっても99.9%くらいになるのではないかと思います。

(僕自身、書いててもう逆算が面倒になってきたので最後省略しました。)

経営というのは、「俯瞰的に見ること」と「細分化して見ること」の行ったり来たりを繰り返すものだと思いますが、これは数字のお話でも全く同じで、「大まかな数字」と「細かい数字」を行ったり来たりしながら見ていくのが基本となります。

「大まかな数字」というのは、元の数字がシンプルであればシンプルであるほど明確にイメージしやすいもの。

また、いざ細分化する段階でも、元の数字が細かいと最終的にあまりにも細かすぎて何がなんだか分からなくなった…といったことが往々にして起こります。

という訳で、ぜひとも一度、自社の商品やサービスの「単価が分かりやすいか?」という点を振り返ってみていただければなぁ、と思う次第なのです。


ここからは完全な余談となりますが、近年、この逆(料金プランが複雑怪奇!)を行く企業の話が(特にネット上で)ピックアップされることが多くなってきているような気がします。

料金プランが複雑怪奇…まるでその説明のためのコストがものすごく大きくなりそうなものですが、そのあたりはスルーしている感じでしょうか。

(スルーしていたら大きな事故が起こってしまって大炎上とか…目も当てられない結末ですね…。)

今後そのあたりがどういった流れになっていくのか、密かに注目しているところでもあります。

2016年9月13日火曜日

[個人事業]個人事業主である外注先のマイナンバー収集、進んでます?

中小企業にとってのマイナンバー制度とは? - 46 なかなか進まない支払先からのマイナンバー収集 by マイナビニュース
http://news.mynavi.jp/series/mynumber/046/

従業員やその扶養家族の分のマイナンバーは声をかけさえすれば大半がサッと集まるものですが、個人事業主である外注先の分を集めるのは結構大変だったりするんですよね。


まぁ、従業員は「会社内部」の人間、外注先は文字通り「会社の外部」の人間、ということで、集める側も出す側も共に対応の優先順位を下げてしまうのは致し方ないことなのかな、とは思います。

(それだけに、ちゃんと対応してくれる発注元さん&外注先さんはありがたいことこの上ないですし、その分きっちりしてるな、信用できるな、という感覚にもなりますね。)

あとは、個人事業主の方ってこういった手続き関係に疎い方もおられるということで、そのあたりも要因の1つと言えるかもしれません。

(疎いのは、専ら支払調書などを「もらう側」で、「出す側」になったことがないため…とかそういったあたりが理由でしょうかね…?※極めて雑な推測です。)


年末年始というのはただでさえドタバタするもの。

たとえどんなに真面目な企業であっても、マイナンバー収集作業の優先順位などダダ下がりする気しかしない季節です。

という訳で、可能な限りこの9月~10月、せめて遅くとも11月頃までには何らかの道筋を付ける…そういったスケジュール感で動いておくことを猛烈にオススメする次第なのでございます。


P.S. この記事をご覧になられている個人事業主の方々、案件を受注した企業からマイナンバーを教えてほしいという連絡が来たら、なる早で出してあげてくださいね。

そうすればきっと、(主にその企業の経理部や人事部の方からの)好感度が激しく上昇するに違いありませんよ!!

2016年9月10日土曜日

[財務経理]管理会計が避けられるのは、無性に「難しそう感」があるからではないかというお話

何を元に経営判断をする?中小企業の管理会計導入実態(IRSME16031) by SankeiBiz
http://www.sankeibiz.jp/business/news/160908/prl1609081042032-n1.htm
月次で業績の振り返りをしていると答えた企業は全体の73.2%で、従業員数が多いほど、その傾向は高まっています。
え!?毎月業績を振り返りを行っている企業って73.2%もいるの!?と一瞬驚きました(僕自身の感覚値と全く異なるので…)が、
調査対象 :エフアンドエムクラブ会員企業
      ※エフアンドエムクラブ会員企業とは、
       エフアンドエムから中小企業向け
       管理部門支援サービスの提供を受けている企業
とのことで、既に「管理部門支援サービスの提供を受けている」企業を調査対象としているのだからそりゃそういう結果になるよね、というオチだった次第。

全国津々浦々の中小企業・個人事業者を調査対象とすると、もっと(というか、極めて!)低い数値になるものと予測されるところです。


僕としては、何らかの「判断」や「決断」を行うとき、論理的・合理的な結論を導くためには、前提となる条件や状況などといった「情報」が必ず必要だと思うんですけどね。

もちろん、全ての情報を全て把握するというのは不可能ですよ。経営には「時間」の制約がありますから。

ただ、最低限、自社の現状くらいは常に大まかには把握しておけるはずなのです。だって、「自社」のことなのですから。そして、「数値化」ができるのですから。

(自社の経営状態の把握の難易度って、人間の身体で例えるならば「今、自分は平熱なのかどうか?」っていうレベルです、実際。)

決して難しいことではなくて、ホント、「知ろうとするかどうか?」の問題、そして最終的には慣れの問題だけだと思うのですよねぇ。


リンク先の記事中にもありますが、「数字を使いこなす」ことを難しく考える必要なんて一切なくて、究極に単純化してしまえば、
  • 「何に」
  • 「いくら」
  • 「何時間使っているか」
というたったの3点だけ。

たったのこれだけ把握するだけでも、今まで見えていなかった視点が見え、より判断の精度が高まるものなのでございます。


まぁ、「管理会計」っていう言葉も「難しそう感」に拍車をかけている感じがしますよね。

どなたかセンスのある方、より馴染みやすい言葉で言い換えていただけると助かります(放り投げ

2016年9月8日木曜日

[経営管理]「ここはブラック企業”ではない”認定」を与える制度、中小企業向けのものも今秋から始まる模様

あなたの企業は「健康宣言」していますか?中小版の認定基準 by ニュースイッチ
http://newswitch.jp/p/5999

数年前から厚生労働省が動いていた「健康経営」の推進に関して、中小企業向けのものについても少しづつ具体的な動きが表に出てきている模様です。


「健康経営」とはなんぞや!?という方のために言い換えておきますと、「社員の健康の維持・増進を重要視し、適切に管理しながら進める経営」といったところでしょうか。

…うーん…分かりづらい…。

まぁ、雑く一言でまとめますと、「決して”ブラック”ではない、マトモな経営のことだよ!!」ということです。


近年、身体はもちろんのこと、心がダウンしてしまって休職をされるパターンというのが、大企業だけでなく中小企業でも多くなってきております。

これ、大半の経営者・事業者の方は「ふーん、そうなんだー」くらいに思ってしまうものなのですが、決して他人事ではないのですよ。

僕の直接のお客さんではありませんが、知り合いの社長さんの企業では実際に起こったことがありますからね…。

なので、「いつでも自社の社員(代表者や役員含む)がそうなる可能性がある」と考えておく程度でちょうど良いのではないかな、と考える次第なのです。


もし自社の社員が会社での諸々の負担が過大すぎて倒れてしまったら、場合によっては法的な責任が問われる場合も出てくるでしょう。

また、中小規模の”巷では無名な”企業であっても、社会的信用まで失う(インターネットの拡散力&残存力すさまじい…)こととなってしまう可能性があります。

一旦”ブラック”のレッテルが貼られてしまうとそれを剥がすことはなかなか難しい世の中ですし、このあたりは「起こってしまったら1発レッドカード」くらいの意識で取り組んでいただくくらいでちょうど良いのではないかと考えております。


ところで、社会全体(特に、ネット上)に目を向けてみると、少しづつ「メンタルヘルス」に関する啓蒙も進んできているようです。

この健康経営優良法人の認定制度では「専門職である産業医や保健師の参画」が求められていますが、ぜひともあと一歩踏み込んで、メンタルヘルスに関するケアを必須とすることも明確に盛り込んでほしいところです。

2016年9月6日火曜日

[経営管理]”ストック化”する能力って重要だよね、というお話

サブロー型?イチロー型?中小企業に必要な社員はどっちだ!? by BLOGOS
http://blogos.com/article/189174/

スポーツのみに留まらず企業運営の場においても、そして雇用者・被雇用者などといった立場や役割の別を問わず、「小さな目の前の”勝利”」をコツコツと積み上げていけるタイプというのはやはり強いなぁ、と常々感じているところ。

特に中小企業においては、目立つ活躍をポンポンっとやるタイプよりも、地味でも様々なことをストック(資産)化していけるタイプの方が中長期的に見るとありがたい存在である、と考えておる次第です。


「様々なことをストック化する」というのは、「誰が行ってもある程度以上の再現性のある”勝ちパターン”を構築する」と言い換えていただければと思います。

つまり、「誰が行ってもある程度以上の再現性のある”勝ちパターン”を構築」しやすいのは、抜群の才能やセンスを持った天才タイプよりも、才能やセンスに頼らず・目の前の小さな成功を「一般化」できるタイプの方だ、ということでございます。


ちなみに、決して”イチロー型”が不要と言ってる訳ではありません。

それぞれがそれぞれに適材適所に配置され、活躍の場が与えられることが重要ですし、それぞれがそれぞれに必要なタイプである、ということは言うまでもないですよね。


ところで、野球選手に例えると、

「じゃあ、”長嶋一茂型”や”野村克則型”はどうなるんだ!!」

などといった話が際限なく出てきてしまいそうですが、やはり彼らは彼らで適所があるということを最後に申し添えておくところです。

…というか、彼らは今、それぞれがそれぞれに得意分野で活躍しておられますし、むしろ「現役中」よりも「現役後」の方が長い人生というものを、すごぶる真っ当に歩まれているのではないか、と思うくらいなのでございます。

2016年9月3日土曜日

[財務経理]ヤマト運輸に商品等を発送する際の事務的な業務(納品書や請求書の作成など…)をサポートしてもらえるようになる模様

ヤマト運輸がサービスの多様化に一手、請求業務支援を開始 by ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/083002517/

クロネコヤマトの宅急便♪でおなじみのヤマト運輸株式会社が、請求業務の支援サービスを開始するようです。
ヤマト運輸と法人契約を結ぶ企業や個人事業主向けのポータルサイト「ヤマトビジネスメンバーズ」に、「請求業務クラウドサポート」を加えた。
 とのことで、具体的には、

  • 納品書や請求書の作成機能
  • 帳票をメールやFAXで送付できる機能

が利用できるようになる模様。


こちらのサービス、製品の納品や商品の販売などで普段から運送業務を発注している業種(ECサイトの運営会社など…)にとっては、痒いところに手が届くものとなりそうです。

今どき納品書や請求書の作成機能が付いているクラウド会計ソフトももちろんありますが、現場では納品書や請求書の作成って「会計業務」にくっついているものではなく、「(商品等の)発送業務」とニコイチであるように感じるんですよね。

特に中小企業や個人事業主にとって、このあたりの事務作業を「会計ソフト(または、その付随ソフト)を使って」行うというのはそれなりに違和感がありそうなもの。

その点、こちらは現状の業務の流れにスッと入っていけそうな雰囲気を感じたので、オススメできるかもな、と考えた次第です。

気になる金銭面のコストも、
  • 初期費用→無料
  • ライトプラン(取引先を5社まで登録できる)→0円
  • スタンダードプラン(取引先を無制限に登録できる)→月額980円(税込)
と非常にお安くなっており、現時点で出ている情報をサッと読んだ限りでは十分コストに見合うメリットがある(というか、十分お釣りが来る)と判断できそうです。


ちなみに、これ、マネーフォワードのOEMとのこと。

クラウド会計業界もそれだけ競争が激化しているということですね。

ぜひとも会計ソフトの老舗・弥生さんにも頑張っていただければと存じております…!!

2016年9月1日木曜日

[鹿島アントラーズ]石井監督復帰ということで「心労」騒動をざっくりと整理

鹿島“復帰”の石井監督「CWC、そして天皇杯決勝の1月1日まで戦い続けたい」 by theWORLD
http://www.theworldmagazine.jp/20160831/03domestic/84613
珍しく鹿島アントラーズに関する話題が多くのマスメディアに取り上げられ、ネット上で盛んにネタにされている!!

…と喜ぶなかれ、なんともネガティブな「盛り上がり」となってしまいました…。


僕的には、話題に上がった当初から「あぁ、まぁ、そういうこともあるよねぇ…石井さんお大事にね。」といった感じだったのですがね…。

運悪く色々なことが重なったタイミングということもあり、不必要にコトが大きくなってしまったなぁ、という印象を持っております。


備忘がてら話の流れを時系列で追ってみると、
(※「ただの事実」と「明確に鹿島関係者がコメントしたもの」は太字にしています。)
  • ~19日
    • 鹿島、公式戦4連敗(リーグ戦3敗+スル銀カップ1敗)を喫する
  • 20日(湘南戦当日)
    • (試合中)金崎夢生が自身が途中交代を指示されたことについて激怒
    • (試合後)石井監督「(金崎の行為は)選手がやってはいけない行為。冷静になったら話したい」
    • (試合後)強化部長「金崎にはスタッフや選手に謝ってもらう」
  • 21日(湘南戦翌日)
    • 金崎、石井監督に対して謝罪
  • 22日
    • 金崎、チーム全体に対して深謝・クラブは厳重注意を与える
  • 24日
    • エルゴラ「石井監督と金崎の間には、すでにわだかまりはなく、練習のなかでも普段と変わらない姿が見られた」
    • 石井監督、「夢生が表に出しただけで、(途中交代に)そう思っている選手はたくさんいると思う」と言って選手の心情にも理解を示す
  • 25日
    • 日刊ゲンダイ「鹿島の監督に手倉森氏が就任内定!」
    • 日本代表選出者の発表の場でハリルホジッチ監督が名指しで金崎夢生の態度を指摘・代表も落選
  • 26日(横浜戦前日)
    • 強化部長「心労がたまっているから今日は帰した。1stステージも優勝して、チャンピオンシップも出るのに監督を代える理由はない。」
    • 報道「石井監督、金崎との衝突が原因による心労でダウン!!」
  • 27日(横浜戦当日)
    • (試合前)強化部長「石井監督から『体調が優れないので、(試合に)行くのは無理です』と連絡を受けた。」
    • (試合後)大岩コーチ「(金崎の件について)クラブの中で解決すること。それは解決していると認識している。」
    • (試合後)強化部長「先延ばせばチームが停滞する。月曜(29日)に話し合い、その結果で決断する。」
  • 28日
    • 報道「石井監督の退任が決定的!大岩コーチが昇格する見通し!」
  • 29日
    • 強化部長「(石井監督は)3日前と比べ落ち着き、前向き・意欲的になっていた。第1ステージで優勝し、残り7試合で監督をどうこうしようと考えるフロントはいない。」
  • 30日
    • 石井監督、5日ぶりにチーム練習に復帰
    • 石井監督「内容も伴わない悪い結果・チーム内の一体感の薄れなどについて以前から悩んでいた。(報道されているような)金崎との件については関係ない。」
    ということで、「ただの事実」と「明確に鹿島関係者がコメントしたもの」を丁寧に追えば、ネット上で言われているほど鹿島フロントが酷い対応をしているということはなく、(最高ではないものの)一貫した対応を取れているように思います。

    (しかし…じっくりと読めば読むほど、『「報道」とは何か…?』という禅問答になっていく自分がいますが…。果たして25日に突然何があったんでしょうねぇ?(皮肉))


    ちなみに、
    • 金崎夢生に対する処分が適切であったのか?
    • クラブの強化部長が「心労」という言葉を使って石井監督の体調不良を説明したことについて、対応として適切であったのか?
    といった点は様々な意見があると思いますし、また、賛否両論あって然るべきとも思います。


    鹿島アントラーズとしては、クラブがJリーグに参入した経緯やその後の歴史的に、誇張ではなく割と真面目に「弱くなったらクラブが消滅する」危機感を持っています。

    それに加え、「クラブに関係する人間は全員が家族だ」というコンセプトも持ち続けているので、「年齢や立場に関係なく激しく意見をぶつけ合う」ことが当たり前という感覚も染み付いているのです。

    そのあたり、日本ではそういう価値観は「異端」だと思いますので、鹿島をよく知らない人たちから「特殊」「変」「一般に馴染まない」と思われるのは致し方ないところだよなぁ、と思う次第なのです。


    このあたりで、鹿島アントラーズの歴史や価値観(そして、それらの特殊性)をあまり知らない方にとっては「変だなぁ、おかしいんじゃないのこのクラブは…」と見えたのだと思います。

    逆に、十分に知り尽くした者にとっては「鹿島のアイデンティティに添って考えれば、まぁ、こういう対応になるよね。」といったところではないでしょうか。

    一歩引いたところから見ると、このへんの「分かり合えない価値観や考え方同士」が、
    • 「石井監督と金崎夢生が衝突」「石井監督がチームのマネジメントに関する悩みから来る心労で練習や試合を休む」という2つの事象がタイミング良く(否、タイミング悪く!)同時期に発生
    • この2つの事象の関係性や相関性を冷静に整理する時間も余裕もなかった
    という状態で真正面からぶつかってしまったことが、ネット上での激しい言葉が飛び交う流れを生むこととなった、といったところではないでしょうか。

    「クラブ内部で解決すべきこと!放っといてほしいよ!」というのも真、「外から見てどう思われるか?もプロなのだから極めて重要!放っとく訳にはいかない!」というのもまた真…。

    Jリーグクラブというのは現実、ほぼ大半が「中小企業」なのですが、その運営は極めて難しいものだな…と改めてひしひしと感じている次第です。


    まぁ、このあたりの議論はここでは一旦置いておくとして、僕としては、(「心労」というものがどういったものか具体的には知る由もありませんが…)願わくば石井監督が躁鬱のような症状でないことを願っているばかりです。

    現場復帰したことでさらに悪化して最悪の事態に…などとなりさえしなければ、今回に関してはひとまずはベターな展開、ではないかと思っております。

    そしてもし石井監督の心身がともに「完全に回復した状態」であるのならば、ここからギアを上げて残り全勝、そしてその先のリーグ戦制覇と天皇杯制覇の「2冠達成」を実現してほしいと強く願っているところでもあります。


    「雨降って地固まる」よう、サポーターとしてはフロント、指揮官、コーチ陣、そしてもちろん選手たちを信じてただ「サポート」していくのみですね。