2016年12月31日土曜日

[ご挨拶]2016年、1年間ありがとうございました。

皆様お疲れ様です。元日の天皇杯決勝へ向けてしっかりとコンディションを整えるため、今晩は早寝予定のにったです。

久々の「元日決勝」…もうここまで来たら何も言う必要あるまい…!

目の前の敵にとにかく勝つのみ!2016年度最後に、そして2017年最初に頂点を獲って笑うのは、我らが鹿島アントラーズだ!

※年内最後の最後まで暑苦しい鹿島愛を隠さない姿勢…本当に申し訳ありません。


さて、本日は2016年の大晦日ということで、パートナーの皆様、顧客の皆様、その他取引先の皆様…そして、本ブログの読者の皆様に、心からの御礼をお伝え申し上げる所存でございます。


口を開けば「鹿島アントラーズ」という言葉を放つ僕の、たまにする真面目な話をしっかりと聞いていただき、参考にしていただき、そして的確な論点で議論していただける皆様…

今はただただ「あぁ、今年も上手く使ってもらえたなぁ。」という思いでいっぱいでございます。

これもひとえに、「上手く使ってくださる」皆様がいるからこそです。心より感謝致しております。


2017年もより「持続可能な組織を育てる」皆様に貢献するため精進致しますので、引き続き御愛顧の程いただけますと幸いに存じる次第であります。


また本ブログについてですが、より多くのネタを皆様にご紹介できるよう、記事の更新方法を(新年早々)変えてみる予定でおります。

こちらも皆様にとってよりよい情報提供となるために(手探りではありますが…)試行錯誤してまいりますので、引き続きどうぞよろしくお願い申し上げる次第でございます。


それでは皆様、2016年最後の夜、良い夢が見られますように…

そして、2017年最初の朝、良い初夢が見られますように!

2016年12月30日金曜日

[Q&A][経営管理][財務経理]年末年始に読むのにオススメの本ってありますか?(経営管理・財務編)

皆様お疲れ様です。年末ギリギリまで作業日和が続くにったです。

僕にとって12月31日は、毎年「ただの月末」といった感じなんですよね。という訳で今年もフツーに作業をしている予定であります(”外からの連絡”がないのでその分集中してやれるという噂も…!)。

まぁ、さすがに三ヶ日はゆっくりと過ごしますが…。こちらで紹介していっている書籍も読まねばなりませんしね(&たまには娘サービスもせねば…!)。

ただ、2017年はカレンダー的に4日始業の方も多いとか?

…今から「平常時のただの3連休」感がビンビンにしているところでございます…。


Q1「年末年始にゆっくり読むのにオススメの書籍はありますか?」

さて、今回も前回の記事に引続き、年末年始に読むのにオススメの書籍のご紹介を。

今回は経営管理や財務に関する書籍を1つご紹介します。


A1-2「稲盛和夫の実学 経営と会計(稲盛和夫)」



  • 「会計ってどう経営に関わるの?」
  • 「数字を見る意義があまり分からない(数字を見て意思決定するやり方が分からないため)」
  • 「なんで数字(経理や財務)の人たちってそんなに細かいの?」
などと言われた際に、100%の確率で「まずはこれを読んでみると良いよ」と紹介する書籍がこちらなのですが、そんな本書を僕は毎年必ず年末年始に読むようにしています。


理由はあまりにも単純で恐縮なのですが、
  • 僕が数字を見て意思決定をする(またそのサポートをする)ことを生業としているから
  • 稲盛和夫氏がダントツで『日本における数字を見て意思決定を行う第一人者である』から
という2点のみです。


僕や僕と同様の仕事をしている人間にとって、率直に稲盛和夫氏は「最強の上位互換」だと思うんですよね。

そんな彼の、(あまりにも有名な「アメーバ経営」の方法論ではなく)「経営と会計」というものに対してどういった価値観・捉え方・考え方を持っているのか?ということが書かれているのが本書なのでございます。


「数字」に関わる人間は得てして、「数字至上主義」に陥ってしまいがちなもの。しかし忘れてはいけないのは、経営にとっては数字が「至上命題」とはならないということなのですよ。

また、「数字」が専門でない人間にとっては、「それがどう経営に繋がるのか?」という点がしっかりと腹に落ちなければピンとこない…どころか、「この人は頭でっかちだなぁ、経営の現場を分かってないね」という評価をしがちなんですよね。

(その認識は誤りですよ、ちゃんと「経営」と「数字」は密接に繋がっているんですよ、とだけ一応注記しておきますね。)


「数字」に関わる側の人間としては、「数字を経営に繋げる(また、それを的確に説明する)」責任がある。

「数字」が専門でない人間にとっては、「数字が経営に繋がる」ことを理解しようとする努力が必要である。

本書は、そんな双方にとって実のある内容となっていると考えている次第なのでございます。


ぜひとも組織の規模の大小に関わらず、経営者や事業者の方に手にとっていただきたい一冊となっております。


…と、本当は3撰ご紹介しようと思っていましたが、もう年を越すまで日にちもないですし、2撰で止めておこうと思います…!(…問題ないですよね…?)

という訳で、残り1撰は(覚えていたら)来年のこのくらいの時期にご紹介致す所存。

もしどうしても知りたい!という方がおられましたら、直接お申し付けくださいね!

(※プライベートというか、娯楽として読むコミックなので、特別知る必要もないと思われるところですが…!)

2016年12月27日火曜日

[Q&A][経営管理][個人事業]年末年始に読むのにオススメの本ってありますか?(経営者・事業者編)

皆様お疲れ様です。某超有名アイドルの超有名テレビ番組「SM●P×S●AP」の最終回も昨晩に放送され、いよいよ2016年の最後をしみじみと感じるにったです。

さて、本日は年末年始にピッタリなご質問をいただきましたので、以下の通りご回答致す所存でございます。


Q1「年末年始にゆっくり読むのにオススメの書籍はありますか?」

『年末年始の3~5日程度で「これはぜひ読んでおいた方が良い」とか「これは毎年必ず読んでる」などといったものがあれば教えてください』とのことでしたので、少しばかりご紹介致そうと存じます。

(※ご質問いただいた方からはどういったジャンルでも大丈夫とおっしゃっていただいていますので、本当に何でもなジャンルから3撰を選んでみようと思います。)


A1-1「帝王学―「貞観政要」の読み方(山本七平)」



「草創(創業)と守文(守成=維持)と何れが難き」―言い直すと、「創業することと、それによって作り上げられたものを維持して行くこと、どちらが難しいか?」という問いになります。

この『帝王学―「貞観政要」の読み方』では、「守文」の難しさにスポットライトを当て、どのように問題を克服していくか、また組織をさらなる発展に導いていくか、といったことがまとめられております。


世の中、「孫子の兵法」に代表されるように「戦略(=組織として外部の競合とどう戦うか)」、つまり「創業」に関する古典の解説書籍はものすごく多く出回っていますが、「守文」に関するものはそれほど多くないような感覚を持っております。

(全くもって読書マニアという訳ではないので、認識が誤っていたら申し訳ないです。良い「守文」の書籍があれば、ぜひご紹介ください。)

僕自身は「創業よりも守文の方が難しい」と考えている方(もちろん、創業は創業ならではの難しさがありますし、本来は一口に比べるものでもないですがね。)なのですが、そういった考えを持つ僕にしっくり来る書籍がなかなか見つからなかったんですよね。

本書は事業パートナーであるD氏に紹介してもらったものなのですが、初めて読んだ際には本当に目から鱗が落ちたことを今でも鮮明に覚えております。

手に入れた時には何度も何度もじっくりと噛み締めながら読みましたし、間違いなく今現在でも僕自身にとっての”不動のバイブル”であります。


経営者や事業主というのは、「上司や先輩から指導を受ける」機会に薄く(または、ほぼなく)、得てして「過剰な自意識」を持ってしまいがちなものです。

この書籍には、「自分自身が組織のトップとして適切な意識を持てているか?適切な言動ができているか?」といったことを自分自身に問いかけることができるエッセンスがふんだんに盛り込まれています。

そういったこともあり、僕自身必ず年に一度、「上司や先輩から叱咤激励をしてもらう」ために年末年始(正確には、新年1冊目)に必ず読むようにしている次第なのでございます。


※ちなみに、僕が持っているのはこちらの単行本バージョンです。




…まだ「財務(管理会計)」に関する書籍と「完全なプライベート」で読む書籍があるのですが、長くなったので次回に分けますね。

という訳で、次回につづく!

2016年12月24日土曜日

[閑話]クリスマスイブということで、経営や財務に全く関係のないお話を1つ

皆様お疲れ様です。クリスマス(イブ)よりも鹿島アントラーズの天皇杯の方が大事なにったです。

…とか何とか言いながら、本日はクリスマスイブということで、普段とは少し趣向を変えて「某巨大掲示板のまとめサイト」からネタを引っ張ってきてみました。

小さい頃から祖父っ子であるため、そのあたり関係のお話というのは少々心を動かされやすいんですよね(今年は娘が生まれたこともあり、なおさらなのかもしれません。)。

まぁ、某巨大掲示板が元ソースということで、このお話が実際にあったことなのかどうかとかそういった野暮なお話は問わずにいきましょう。

たまには「物語」に素直に心を動かされても良いじゃないか!


【今年のはじめに息子を出産した それと入れ替わるように祖父が逝った by 結婚・恋愛ニュースプラス】
http://blog.livedoor.jp/kekkongo/archives/1875200.html

僕自身、投稿者と同じく宗教心は薄い(どの程度を以って宗教心に厚いと言うのかすらよく分かりません。)と思いますし、死生観もこれといって持ち合わせている訳ではありません。

ただ、冒頭で述べたとおり小さい頃から祖父っ子であったこと、またその祖父も高齢になり、いつかはそういったことと必ず向き合わなければならないこと、というのも厳然たる事実。

そのあたりを考えますと、良いタイミングで良い記事が目に入ってきたのかな、と仄かに感じたりしているところであるのです。


さてここからが本題、ザックリとにはなってしまいますが、僕も娘が生まれてから、
死ぬまでの祖父と、生まれてからの息子
両方の様子を見ていて
人間って生まれたところへ帰っていくんだなあ、
帰って行ったところからやって来るんだなあって
何となく思うようになった 
というのを身を以って実感しているところでございます。

元から頭ではそうなんだろうなと考えていました(みんなそう言いますしね。)が、実際自分の身で体験してみて、 やっぱりそうなんだなぁ、と。


だからといってすぐに宗教心が厚くなる訳でもなければ、突然に死生観が湧き上がってくる訳でもありません。

元からあった、「祖父や母があの世に行くまでに少しでも何かしら喜んでもらえることをしておきたいなぁ」とか、「娘を立派な成人に育てるのは1人の親として最低限の(また最高の)責務だなぁ」とか、そういった感覚が強くなったという感じでしょうか。

あとは、誰か1人でも「ちょっとだけ良い奴だったなぁ」と見送ってくれる人がいれば、それだけで我が人生に悔いなしかなぁ、といったところですね。


また、投稿者のお母様の
人間は生まれてからもらったものを全部お返しして死んでいく
という言葉がやけに心に沁み込んできます。

僕はこれまで、警察のお世話になったことはありません(典型的な”悪いこと”というのは記憶にある限りしてこなかったと思います。…そう思わせてください。)。

…が、それでも色々と思い返すにつけ、母や祖父、その他僕がここまで生きてくるのにお世話になった方々にはなかなか大変な思いもさせただろうな、ということが頭をよぎるんですよね。

そんなたくさんの方々からもらった愛情を、妻や娘に、そして事業のパートナーや取引先・関係者の方々に、友人達に、”返して”いく。

なんとなく僕の感覚にしっくり来る人生観のような気がしています。

…ただし、返しても返しても返しきれる気がしませんが…。このままだと僕は人よりだいぶと長生きしそうです(こんな人間が長生きだなんて…なんだかスミマセン…。)。


…とりあえず今日は仕事早めに終わって、妻と母と祖父にフライドチキンを買って帰ろうと思います(結局ミーハー)。

小規模事業者の皆様も、お仕事が大変であることは重々承知の上でですが、「何が本当に大切なモノなのか」ということは忘れずに…

否、日々の大変さに忘れるのは致し方のないところなので、たまに思い返してみるのも悪くないかもしれませんよ、と思う次第でございます。

2016年12月22日木曜日

[法務]法律問題が法律論の問題でなくなってきているよね、というお話

皆様お疲れ様です。2016年も残り10日ほどというところまでやってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか?

僕の方はここからが繁忙期、ちょっとばかし気合いを入れなければ作業に邁進しきるのが難しい季節ということで、「作業用BGM集・乃木坂46」というブーストをかけてランナーズハイを意図的に作り出しながら粛々と日々を過ごしているところであります。

全ては元日、鹿島アントラーズが吹田スタジアムで天皇杯を掲げるところを観るために…!(※吹田スタジアム現地に行くことはできませんが…。)

…こんなワタクシめが書く本ブログ、年内の記事更新は残り5回ほどとなりましたが、最後までお付き合いいただけますとありがたく存じております。


【ノンスタイル井上のやらかし事故と謝罪のゆくえ by やまもと いちろう オフィシャルブログ】
http://lineblog.me/yamamotoichiro/archives/13099750.html

ITが発達しSNSが広く浸透してきた昨今、「やらかし」に対する世間の目の厳しさというのも年々高まっているような感覚を持っております。

時折、「それって私刑じゃないかな…」と思うような程度の”制裁”を加える案件も見受けられますし、また「法的にはOK(少なくとも明確に問題があると言い切れない)」であるにも関わらずそういったことになるケースも往々にして見受けられますからね…。

このあたり率直に、過失(より正確には、無重過失)に対してより敏感にならなければならなくなったという点、本当に難しくなったなぁ、という感想を持っていたりするところです。


そういった中で、企業(や一定以上の知名度を持つ個人)が「やらかした」際に適切に対応できるかどうかというのは、それが致命的な問題へと発展してしまうか、再始動を許容してもらえるかという、なかなかに重要な能力となってきているように感じます。

分かりやすく呼ぶと「謝罪の技術」ということになるのでしょうが、具体的には「(ネット上を含めた)消費者たちの感覚をどう読み取り、どう対応(謝罪や事故後の処理など)するか」という技術やノウハウということになると思います。

(誠実に物事を進めるということがベースである、というのはわざわざ言うまでもなく大前提ですけどね。)


具体的に対応をするのは、対外的な事柄ということで概ね広報担当、法律問題が絡むと広報と法務との共同担当といったところでしょうか。小規模事業者だと、経営者・事業者が自ら担当するかもしれません。

ただ、どの専門分野の担当者が対応するのか、そして法律問題が絡むと絡まないとに関わらず、法律論だけでなく広報的観点、さらにはマーケティング的観点といった、複合的・幅広い視点での検討が必要だと考える次第です。


ちなみに、これについてはAIでの対応や自動化というのが(現時点では)難しそうに思いますし、法務系の人間が生き残るためにはこういった道もあるんじゃないかなと仄かに感じていたりします。

2016年12月20日火曜日

[鹿島アントラーズ]手の中からするりと逃げていった「世界一」のタイトル…眠れないほど悔しいです、というお話

【世界に驚きを与えた、勇敢な鹿島の戦い。それでも世界一の座はつかめず by Jリーグ.jp】
http://www.jleague.jp/match/fcwc/2016/121802/recap/

一時は確実に手の中に掴みながら、あと一歩、あと半歩…いや、あと0.1歩のところでするりと逃げていった「世界一」のタイトル。

ここまでよく来た、戦いきった、という誇りの思いと、タイトルを獲れなかった悔しさとか激しく渦巻き、試合終了後(日曜日)はなかなか眠りにつくことができませんでした。


この大会での鹿島の結果や内容に関しては、日本国内だけでなく海外でも、多くのサッカーファンの方々から「大健闘」「驚いた」「素晴らしかった」などといった賛辞の言葉をいただいているようです。ありがとうございます。

ただ…鹿島アントラーズというクラブは、「タイトルを獲れなければ2位も最下位も同じ(小笠原主将の言葉をそのまま借りますが…)」で創立以来やってきていますし、それが全員の肌に染み込んでいますから、やはりどうしようもなく悔しいものは悔しいのでございます。


何度、何十度、何百度悔しい思いをしても、そして世界中の人々から笑われようが馬鹿にされようが、本気でそうやって取り組みJで最も多くのタイトルの味を知る歴史を積み重ねてきたのが鹿島アントラーズ。

そんな鹿島を、だからこそ鹿島を、愛しているので、悔しくて眠れないというのも仕方ないか、と感じているところです。


この悔しさは、このタイトルを獲ることでしか晴らせません。

さらに強くなってこの舞台に戻ってき、そして次こそは獲りましょう、「世界一」というタイトルを…!


まずは天皇杯、そして来季のJリーグとACLから出直しですね。

「次の史上初」を獲るために、また次の1歩を踏み出しましょう。

2016年12月17日土曜日

[法務][行政情報][IT]家計簿アプリ会社を登録制にするという流れが出てきている模様です。

皆様お疲れ様です。いよいよ明日はクラブワールドカップの決勝!ということで、毎度のことながら既にアドレナリンが出始めているにったです。

世界中の(鹿島アントラーズサポーター以外の)99.9999%の方がレアル・マドリードの勝利を予想(というか、確信)しているでしょうが、準々決勝・準決勝と空気を読まずに「下克上」を起こしてきた身としては、ただただその再現を狙うのみなのでございます。

敵が強ければ強いほど燃えるのが鹿島アントラーズというクラブ。普段と変わらず一戦必勝、全戦全勝で挑む次第であります。


【家計簿アプリ会社、登録制に 金融庁 by 日本経済新聞】
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDF08H11_Y6A201C1EE8000/

銀行預金やクレジットカードの情報を自動で引っ張ってきて仕訳をする―といった機能を持つ家計簿アプリ(※)を提供・運営する場合、金融庁への登録が必要になる可能性が出てきた模様です。

※「家計簿アプリ」と記載されていますが、規制目的から逆算すると事業用の会計アプリも含まれる気がします。この記事では明示されていませんので、具体的にどういった要件となるのか今後の流れが興味深いところです。


ここ最近はIT分野でも規制が増えていきそうな雰囲気がありますね(今回の件についてはITというよりかは、金融が絡んでいるということが理由として大きそうですが。)。

ちなみに、「現在は法令に規定のない業者の位置づけを明確にして参入しやすい環境を整える」と記事中にある点について、「規制を設ける→参入がしやすくなる」という論理は僕にはよく分からないところだったりします…。


「IT系事業者の経営管理屋」という視点ではなく、「士業(行政書士)」としての視点で見ると、飯の種が1つ増える(かもしれない)話ではあるかもしれません。

…が、社会としてのプラスかどの程度あるのかは微妙な感覚も覚えるところです。

まぁ、そのあたりは具体的な条件等々にもよりますし、現時点ではいずれの視点で見るにしても様子見が妥当といったところでしょうか。


これまで「規制(=許認可や届出など)」から縁遠かったIT業界(特に、小規模事業者は!)ですが、社会の要請に伴い今後そういった手続きが必要となる分野が増えていく可能性があります。

「全く気にしていなかったら、ある日突然行政処分を喰らった」などという極端な状況まで行くことはまずないと思いますが、それでも場合によってはその事業を続けることができなくなる可能性が十分あることは留意しておきましょう。

常に自らが行う事業に関係する規制行政に一定のアンテナを張っていたいところであります。

2016年12月15日木曜日

[Q&A][個人事業][起業・開業]経営者(個人事業者)が良好な夫婦関係を維持するコツは?

皆様お疲れ様です。鹿島アントラーズのクラブワールドカップ決勝進出に沸くにったです。

あと1つ勝てば世界一ですよ、世界一!

今晩行われた別の山の準決勝の結果、欧州王者・レアルマドリードが決勝に上がってくることになりましたが、ここまで来たら相手がどこだろうが関係ありません。

レアルマドリードと戦うためにこの大会に参加しているのではないのです。国際タイトル、世界タイトルが欲しくて参加しているのですからね!

という訳で、日曜日は特殊能力「タイトルがかかる試合には無類の強さを発揮する鹿島」を発動して、ただただ勝つのみなのでございます!


本日は、先日の「経営状態と夫婦関係の相関関係」についての記事からご質問をいただいたので、以下の通りご回答させていただこうと存じます。

Q1「小規模事業者(個人事業者)が良好な夫婦関係を維持するコツとかってありますか?」

A1「コツだとか飛び道具だとかいうものはない気がします。ただ愚直に毎日欠かさず『(いつも)ありがとう』と感謝し、そしてそれを毎日伝え続けること、だと思います。」

まだ結婚してから2年(ようやく3年目に入りました。)、妻と付き合い始めてから数えても6年しか経っていない僕が回答するにはおこがましいお話で…恐縮極まりないです。

ですので、まだまだ妻と共に人生を歩んだ期間も短く、コツとかそういうことは全く分からない…といった前提の上でこの先をお読みいただけますと幸いに存じるところであります。


さて本題についてですが、僕の場合は、
  • ただただ愚直に、毎日毎日「いつもありがとね。」と感じること、そしてそれをしっかりと口に出して伝えること
を心がけております。


小規模事業者だって、事業が継続している限りは立派な「経営者」「事業者」ですから、多忙極まりないことは容易に想像されます。

またそのため、なかなか家庭内の細かいところまで目を行き届かせるということも難しい、という現実があるのではないかと思います。

そういった中で、家族(特に配偶者ですね。)には多少なりとも負担をかけているのではないかと考えるんですよね。

(…というか、僕は思いっきり妻に負担をかけまくっております。育児もそこまで参加していません(ガッツリとまでは参加できません)しね…。)

このあたりは、少々過剰に自覚する程度でちょうど良いのかな、と思っているところ。また、1つ1つは「多少の負担」でも、それが積み重なるとかなり大きなものになるということも想定しております。

だからこそ、「ちょっとしたこと」だからとスルーしてしまうのではなく、そういったことに感謝する、感謝できる、というだけで、家庭内の雰囲気もより良いものになっていくような気がしているのです。


加えて、「感謝は行動でも言葉でも示す必要がある」と思うのですよ。

行動でしか伝わらない心もあれば、言葉でしか伝わらない心もあるのです。どちらが欠けてもダメなのではないかな、と。

そこから逆算すると、(特に男性は)感謝を言葉で伝えるのが苦手な方も多いですし、このあたりは意識して伝えるようにするくらいでちょうど良い、と考えている次第なのであります。


経営者や事業者というのはその性質上、基本的に「外」や「新しいこと」に目が向きやすく、「中」や「今行っていること」には意識しないと疎かになりやすい傾向にあると感じます。

自分にとって”一番身近な人”は言うまでもなく、家族、特に配偶者。

良好な夫婦関係を築くのは天性のものや相性などといったものではなく、お互いの努力の賜物だと思います。

「感謝するから、感謝される」「相手にちょっと良いことをするから、相手からちょっと良いことをお返ししてもらえる」。

「Take and Give」ではなく、本来の意味での「Give and Take」となるような少しの努力ができればとても素敵なのではないかな、と思ったりしている次第です。


…という訳でご質問者の方、まずは今晩、一言、「晩ご飯美味しいねぇ、ありがとね。」と伝えるところから始めてみるというのはいかがでしょうか?

良き夫婦関係を築けますよう、ささやかながら願っております。

2016年12月13日火曜日

[経営管理][財務経理]目標設定や効果測定にどういった指標を使うかということは極めて重要なことだよね、というお話

皆様お疲れ様です。我らが鹿島アントラーズのクラブワールドカップでの大躍進に、毎日心が踊っているにったです。

気持ちよく12月が過ごせる、気持ちよく師走が通り過ぎていく、気持ちよく年末年始を迎えられる…!

そして、気持ちよく仕事ができる…。…とても大切なことですよね…。


【「企業評価、ROE以外の多様な指標で 政府の構造改革会合(日経より)」 by 会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)】
http://ivory.ap.teacup.com/kaikeinews/9986.html

一昨年か昨年あたりからでしょうか、ROE経営(=ROEという指標を重視した経営)が流行してきている(推されている?)雰囲気がありますね。

以前の記事でもチラッと書いたとおり、僕自身はROE(偏重)経営に懐疑的で、特に小規模事業者にとっては他に重視すべき指標が山ほどあると考えております。

そのため、これはあまり良い流れではないな…と仄かに感じたり感じなかったり…ちょうどそういった感覚を持っているところでありました。


ROE(偏重)経営に懐疑的な理由について、例によって技術的なお話は多くは書きませんが、一応簡単におさらいしておきますと、
  • ROEは「大企業(の株主)」にとって意味のある数値
    ⇒「中小規模の組織(の経営者)」にとって最優先で指標にするほど大きな意味のある数値ではない
といった感じになっております。


冨山氏のプレゼン資料もザーッと読みましたが、「ROE志向で長期的な成長が犠牲にならない」という主張に関して、(長期的な成長をしている企業が結果としてROEが良いという)相関関係はあると思いますが、因果関係はないのではないかと思うんですよね。

因果関係であると言うには、長期的な成長をしている企業の内、高い割合の企業がROE経営を打ち出している(対株主用のお話としてではなく、本気で取り組んでいる)というデータが必要だと考える次第。

ちなみに、このあたりはどちらに転んでも(主に僕にとって)大変興味深いデータとなりますし、ぜひともどなたか収集・開示をしていただければありがたく存じるところです。

※もしそういったデータが既に当該資料中にあったら申し訳ないです。ザーッと読みなので見落としてます。その箇所をご教示いただければ幸いです。


さて、冒頭でお話したような流れ(ROE経営の流行)がある中で、「ROE以外の指標も企業評価に(大いに)取り入れようよ」という論が出ることについては、もちろん僕は大いに歓迎します。

特に、中小規模の組織に関して、「書籍で読んだから」「経営者仲間(やコンサルタント)から聞いたから」などといった理由でROE経営に興味を持っている、または取り組み始めているところに、このお話が届いてくれればと思うところ。


「目標設定や効果測定などにどういった指標を使うか?」という検討は、数字という視点から経営を見る第一歩目となります。

これを疎かにしたり明らかに誤った指標を設定したりすると、良い方向に向かうどころか悪い方向に向かわせてしまう危険性があるので要注意なのです。

ゴールと真逆の方向に向かって第一歩目を踏み出すことのないよう、小規模事業者の皆様にはご留意の程をあらためて願う次第でございます。

2016年12月10日土曜日

[個人事業][起業・開業]経営者(事業者)としての判断や決断の質って私生活の充実と相関するよね、というお話

皆様お疲れ様です。結婚記念日にかこつけて好感度アップキャンペーンを展開中のにったです。

…とドヤ顔で言いたいところなのですが、好感度がアップするようなネタが特にないんですよね(娘の育児は基本的に妻任せ・妻のためにこういったことをした―とかも特になし。)。

という訳で、文末のお話はそのような人間がささやかに(&必死に)妻に感謝の意を示したんだな、という感じで生暖かくお見守りいただけますと幸いに存じる次第であります、


【経営と夫婦関係 by 富裕層戦略 建築コンサルタントBlog】
http://ameblo.jp/hurdling/entry-12226809067.html

こちら、「企業の経営状態の良し悪しについて、経営者の夫婦関係の良し悪しと相関関係が成立する」という説を唱える記事となっております。

この説については、僕も筆者と同じく、「相関関係がありそう」と感じているところでございます。

(独身者に関しては、「恋人がいる場合はその恋人との関係、恋人がいない場合は親御さんや兄弟姉妹間など家族との関係」と言い換えて概ね問題ないと思います。)


ちなみにこちら、決して「配偶者(独身者に関しては、恋人、親や兄弟姉妹)がいること自体」が大事だという意味ではありません。

上記URL記事内の言葉をそのまま借りますが、
人間、仕事と私生活とを切り離すは出来ない。
ましてや社長ともなれば、人生共々一心同体となる。
ということに尽きるというお話なのでございます。

つまり、私生活が良好な状態を保っている・安定している、ということが、仕事にも良い影響を与える(少なくとも、悪い影響を与えない)ということを指している訳です。


仕事と私生活を完全に切り離しきれる方はそれほど多くないと思います。

僕自身、私生活がゴタゴタするとどうしても仕事に集中できなかったり、判断や決断を明らかに誤る…ということが出てきてしまいます。

(もちろん、ひとたび仕事に入れば、感情やテンションによる自分自身の脳の状態の上がり下がりをできるだけ抑えるように取り組んでいます。その上で、それでも、ということですよ。)


経営判断や経営決断というのは基本的に、「頭はクールに、心は熱く」ということが最も重要なのでして、「頭がヒートアップ」したり「心が冷めたり」しては、良い判断・決断ができないものなのですよね。

そういったあたりから、私生活が良好な状態である・安定している、ということは、「頭はクールに、心は熱く」という状態を保つための必要条件の1つではないかと考える次第なのであります。


…という訳で、良好な夫婦関係を維持・さらに発展させるため、結婚記念日である本日(※執筆時:12月9日)、妻とともに食すケーキを買ってまいりました。


余談ですが、我が家の結婚記念日はポアールのケーキと決まっております。

今年も美味しくいただきました。1年でも長く妻と共に美味しく食せますように…!

2016年12月8日木曜日

[宣伝など]続・ボードゲーム「キャプテンダイス」の紹介動画に密かに出てます、というお話

皆様お疲れ様です。経営管理や財務のお話とは関係のない記事が続くにったです。

決してネタがないという訳ではない(というか、取り上げたいネタが多すぎるくらいです。)のですが、差し当たり軽いネタから手を付けるとこんな感じになるよね、といったところでしょうか。

たまたまそういう時期なんだな、ということでご理解いただければ幸いに存じる次第です。


以前、ボードゲームのプロモーションビデオに(顔が出ない程度に)出ることになった件を記事に致しましたが、その元素材の動画(いわゆるノーカット版というもの)がアップされたので、あらためて慎んでご紹介させていただきます。
軽く流れだけ文字に起こしておきますと、
  • 序盤は「大門 vs 住田・信太郎・にった」という構図。大門という”圧倒的王者”を3人で牽制しながら、ところどころ住田とにったがお互いに裏切り合う展開で進んでいく。
  • 中盤には流れの中から「住田 vs 大門・信太郎・にった」、そして「信太郎 vs 大門・住田・にった」的な構図へと移行。…構図は変化したが、やはりいついかなる時も住田とにったが裏切り合う展開は変わらない…。
  • 住田とにったが無駄なドンパチをやっている間に、スーッと頭一つ抜け出す大門と信太郎…!
といった感じになるでしょうか。

一言で言い表すと、

何をやってるんだ、住田とにったよ(呆

ということに尽きますね。


という訳で、終盤以降は「信太郎 vs 大門 …と、その愉快な仲間たち」みたいになってしまっておりますが、2弱の不甲斐なさはお気になさらず、2強のデッドヒートを楽しむ方向でひとつよろしくお願いできればと存じるところです。

そそのかされまくったにったが勝負を挑み続けている間に最終的に撃沈する―という美しき敗者的なストーリー…うーん、素晴らしい!という感じでご覧いただけると理想的でございます(※完全なるにった視点


さて、4人集まるだけでここまで熱くなれるこの「キャプテンダイス」というボードゲームですが、ゲームマーケット2016秋での購入のご予約・お取り置きを下記URLのフォームからできるようになっております。

【キャプテンダイス(CAPTAIN DICE) - ゲームマーケット2016秋-ご予約取り置きフォーム by GRANDOOR GAMES】
http://big-mon.com/gameproduct/captain-dice-introduce/#reserve-form

ご興味をお持ちいただけた方はぜひともご予約・お取り置きを!

2016年12月6日火曜日

[鹿島アントラーズ]2016年のJリーグを制覇しました!!というお話

皆様お疲れ様です。相変わらず「鹿島アントラーズ」がテーマになると気合いが入りすぎ、自然と筆が進み過ぎるにったです。

本記事もご多分に漏れずやってしまいました(※ちなみに、2016年12月4日の午前に書いております。興奮が抜けきっていないテンションですがご容赦ください。)。

という訳で、「まぁ、にったのライフワークというか、もはやアイデンティティだし仕方ないなぁ…」くらいの温かい目でご覧いただけますと幸いに存じるところでございます。


【鹿島、「理想のサイクル」の証明。タブーなき積極采配と勝利への渇望。 by NumberWeb】
http://number.bunshun.jp/articles/-/827009

史上初の(そして、未だ破られていない)リーグ3連覇という偉業を達成した2009年から、早くも7年の時が経ちました。

それまで「タイトルを獲ることが当たり前」だったチームは過渡期を迎え、2010年代に入るとタイトル獲得ペースが俄然落ちることに…。

一応、2010年に天皇杯を、そして2012年と2015年に旧ヤマザキナビスコカップ(現ルヴァンカップ)のタイトルを獲りはしたのですがね。

しかし、肝心のリーグ戦が獲れない。「ここで勝てば優勝に手が届く一戦」をことごとく落とし続ける。

到底喜べない状態が長く続きました。

本当に、心の底から悔しく、そして苦しい思いが積もりに積もりました。


そんな中で迎えた2016年、近年(それなりの)成長を見せていた若鹿たちがようやく覚醒。

昌子源、土居聖真、カイオ、植田直通に鈴木優磨…特に前半(1stステージ)の彼らの大覚醒ぶりは、鹿島アントラーズの新しい時代がいよいよ幕を開けるのかと、久々に心を踊らせてくれたものです。

また、最後の最後、チャンピオンシップでは、「鹿島の伝統」っぷりをまざまざと見せつけてくれ、ジーコから脈々と継承してきた「鹿島のDNA」がしっかりと根付いてきていることを感じさせてもくれました。

深く深く、感慨を覚えました。


決して年間を通して順風満帆だった訳ではなく、夏の中断期間中にカイオが中東移籍し、色々とゴタゴタする2ndステージとなってしまったことも、(結果論ではありますが)しみじみとした思いを強くさせてくれる”スパイス”となりました。

(もう2度とこんなゴタゴタ経験したくないですがね…)

鹿島アントラーズ…つくづく「ストーリー」を持ってるクラブだなぁ、と改めて感じているところです。


ちなみに、優勝した瞬間は大興奮でしたが、すぐにそれは安堵感に変わりました。

ギリギリのところで鹿島の伝統を次世代に繋げることができたというか…小笠原満男と曽ヶ端準と共に戦える間に若鹿たちがリーグタイトルを獲ることができた、その味を知ることができた。これは何事にも代えがたいことだと考えるためです。

「負けて学ぶこと」もたくさんありますが、「勝ち方」だけは勝った者しか手に入れられないですからね(このあたりは事業経営でも同じですね。)。


勝つことで、勝ち続けることで、「勝ち方」を次の世代へと紡いでいく。

そのサイクルを途絶えさせないためにも、これからの戦いもとても大切です。
「これで浮かれるのか、もう1回あのピッチに立ちたいと思って歯を食いしばって頑張れるか、その差は大きいと思うので、タイトルを取ったあとがすごく大事。まだクラブワールドカップ、天皇杯とあるし、来シーズンもある。タイトルを取り続けるのがアントラーズ。ここで満足しちゃ絶対にダメだと思います」
小笠原満男が鹿島アントラーズにいる間に、1つでも多くのタイトルを持ち帰ってきてほしいです。


これからも「鹿島アントラーズ」が「鹿島アントラーズ」で在り続けることを、心から願ってやみません。


ここからは余談ですが、


鹿島アントラーズ優勝記念に(極めてささやかではありますが)買ってまいりました。

妻と美味しくいただきましたよ…!


あまり普段からお酒を飲むことはありませんが、この日ばかりは祝杯も…!


今年一番の美酒でした。


続々と優勝記念の雑誌や書籍も発売されていますね。嬉しい限りです!


おめでとう、鹿島アントラーズ。

ありがとう、鹿島アントラーズ!!

2016年12月3日土曜日

[Q&A][知的財産権]商標権を取得する意味って?小規模事業者にも効果ある?取得判断の目安は?

皆様お疲れ様です。最近毎記事鹿島アントラーズネタを前書きに持ってくる点、申し訳なく思っている(が、反省などしていない!)にったです。

今晩は「Jリーグ  チャンピオンシップ2016 決勝(第2戦)」。正直、窮地に追い詰められている状況ですが、ここまで来たら”鹿島ファミリア”を信じてただただ応援するのみ!

泣いても笑ってもリーグ戦(とその関連)としては2016年最後の試合ですからね。

「献身・誠実・尊重」の哲学を胸に、最後まで戦いきりましょう…!


さて本日は、「商標権」に関して極めて本気なご質問をいただきましたので、以下の通りご回答させていただこうと思います。


Q1「商標権を取得する意味・意義って何?」

A1「商標権を取得すると、自分が製造・販売などしている商品やサービスの『名前』や『マーク』を他社(他者)に勝手に使われない権利を得ます。」

例えば、僕が「ピボーテパートナーズ」という名称で商標権を取得すると、僕が提供している業務と同一・類似の業種に関しては、僕以外の誰も「ピボーテパートナーズ」という名称を使うことができなくなります。

もし『「ピボーテパートナーズ」という名称の認知度やブランド価値、素晴らしい!使わせてよ!』だとか『代理店になりたいよ!』などという方が出てきた場合には、ライセンスする(商標を使用することを許可する)という形で使用料を得ることができたりもします。


Q2「小規模事業者にも効果あるの?」

A2「実際に僕のお客様(小規模事業者の方)で、取得した商標権を使って差し止め請求をし、認められたケースがありますよ。」

「関西デザイン組(仮名です。実際の名称や業種は異なります。)」という名称のコミュニティ(会員制サロン)を運営している方がおられるのですが、そのコミュニティの設立から数年が経ってから、「大阪デザイン組(こちらも仮名です。)」という後発の競合コミュニティが現れました。

「関西デザイン組」のメンバーは当初そのことを知らずに活動を続けていたのですが、ある日新しく入会を誘った方からこのような指摘を受けたそうです。

『「関西デザイン組」って、「大阪デザイン組」のパクりじゃないの?』

突然こんなことを言われたら誰でもびっくりしますよね。「いやいやいやいや、パクりちゃうわ!」って。「関西デザイン組」のメンバーたちもご多分に漏れず、少なからず驚かれていました。

また、そのことをきっかけにそれまでに勧誘などを行った方の動きを精査したところ、勘違いをして「大阪デザイン組」に入会してしまった方が多くいることも分かりました。

つまり、同じような名称を使われることで、顧客が奪われる状態が起こっていたということですね。

さて、これに対する「関西デザイン組」の対応ですが、「これはさすがに実害が大きすぎる…」ということで、事前に取得しておいた商標権を使って「大阪デザイン組」に対して類似する商標を使用することについて差止請求を行いました。

結果、無事に「大阪デザイン組」という名称を変更してもらい、その後は誤って顧客が他サロンに流れることもなく、「パクリじゃないの?」と言われることもなくなった…!

実にめでたし、めでたしですね。

…という事例が実際にありました。「関西デザイン組」さんは紛うことなき小規模事業者さんですが、商標権を取得しておけばこういう動きを取ることができる、という点を皆様にも頭に入れておいていただければと存じる次第です。


Q3「商標権を取得した方が良い基準とか目安とかってある?」

A3「その名前やマークを使用している商品やサービスから『年間1万円以上の粗利益が出ている』場合は、とりあえずマイナスにはなりません(※1区分のみの権利取得の場合)。」

ものすごくザックリですが、年間の維持費(※取得にかかる費用(専門家の手続代行費用込み)も年平均でならした金額で算入して考えています。)は1万円~2万円というのが実際のところです。

つまり、年間たった1万円程度の「価値」を見出せさえすれば、商標権を取得するメリットがあると考えて良いということになります(”保険”みたいな意味合いで年間1万円掛けておく、という感覚でも良いと思います。)。

この『年間たった1万円程度の「価値」』という点ですが、僕の本業(経営管理)に置き換えて具体的な基準を設定してみますと、「その商品やサービスから年間1万円以上の粗利益が出ている」といったあたりになるものと存じる次第。

…年間1万円以上の粗利益…ほとんどの自社製造商品・自社提供サービスが当てはまることになりそうですね…(決して商魂たくましい訳ではありません。僕の見解をただ粛々と述べているだけであります。誤解なきよう。)。


しかし、Q&Aで記事を書くってめちゃくちゃ楽ですね。質問に回答するだけで1記事出来上がる…うーん、素晴らしい!(マテ

…などという冗談は置いておいても、割と真面目に、質問をいただくというのは「読者の皆様が知りたいこと」をダイレクトに知ることができるということなので、本当にありがたいことなのですよ。

「小規模事業者にとって有益なこと」をメモしていくことが目的の本ブログ…これはこれで極めて真っ当な”ネタ選定”の方法だと思いますし、今後も皆様からお気軽にご質問などいただければと存じている次第であります。

2016年12月1日木曜日

[経営管理][個人事業]「要所・要点だけ掴み、それ以外の部分は他者に任せる」と「見ない/逃げる」は全く別物だよね、というお話

皆様お疲れ様です。「Jリーグ  チャンピオンシップ2016 決勝(第1戦)」で鹿島が敗戦…それなりにテンションの低いにったです。

まぁ、まだ半分が終わったところ(第2戦が土曜日に行われます。2戦トータルの結果でタイトルの行方が決まるルールです。)ですし、気落ちするのは早すぎるんですけどね。

それなりに不利な状況となったのは確かですが、これまでにも何度も何度もこういった苦境を跳ね返して「日本で一番タイトルを獲得したクラブ」となってきた訳ですし、今はただただ最後の最後までメンバーを信じて応援するのみ!

実際、12月にも鹿島アントラーズのサッカーが見られる喜びの方が大きいですしね。

まずは金曜日まで仕事を頑張って、またアドレナリン増し増しで週末を迎えようと思います。


さて、本日は、火曜日の記事で挙げた「経済産業省のフリーランスに関する研究会」のお話とは異なり、小規模事業者(つまり、フリーランスの方々)にとって非常に参考になるお話をご紹介します。

【フリーランスな人が必要な10のこと by ASCII.jp】
http://ascii.jp/elem/000/001/269/1269167/

ご紹介するのはこちらの記事。実際にフリーランスでマジシャンとして長年活躍されている方のお話となっております。

さすが長い間生き残っておられる(そしてさらに、一定以上の結果を残しておられる)方の考えという感じで、極めて現実的なお話が上から下まで並んでおります。


どれもすごく大事なことですし、さらには簡潔にまとまってもいるということで、僕からの追加コメントはほとんどありません。

…ということで終わってしまうとさすがに(主に僕自身が)面白くないので、無理やりザックリとまとめてみますと、
  • 諸々の観る目を付ける(人を観る目・世の中の流れを観る目)
  • 一定程度以上の論理性を持つ
  • 数字を読む力を付ける(人工計算・コスト感覚・投資感覚など)
といったところがポイントとなるでしょうか。

端的にいえば結局、「(個人)事業者、経営者として本質的な力を付けろ」の一言になる感じですね。


ちなみに、僕の専門分野は3点目の「数字を読む力を付ける」の部分なのですが、こちらを持っておかないと、

人工計算等ができない。
→(売上ベースで物事を見がちなので)とにかく仕事量をこなすことに考えが偏ってしまう。
→(利益として見るとマイナスなので)やればやるほど頭も心もお金もすり減っていく。
→(頭・心・お金の余裕がすり減っていくので)「経営」について考える余裕がなくなっていく。ひいては人工計算等をさらに行わなくなっていく。
→以下、無限ループ

という負のループに入り込みやすくなります。

このループに陥ってしまうと、どれだけ高いスキルを持っていたり、幅広く奥深い人脈を持っていたとしても、「宝の持ち腐れ」状態となってしまう訳であります。


このあたり、「不得意だったり、性質に合わなかったりするから、ある程度専門家に任せて、ポイントとなる数字だけしっかりと頭に入れる」という形で進めるのも大変有効な策の1つです。

ただ、「(専門家に任せることもせず)数字のお話を無視する/数字のお話から逃げる」という選択だけは明らかに悪手でしかないので、そういった選択はなされないよう注意いただければと願うところ。

「数字」以外のお話にも言えることなのですが、「人に任せる」ことも経営者・事業者としての立派な仕事です。このあたり、自社(または自分自身)の能力や性質と向き合いながら、上手く判断していただければと存じる次第なのであります。

2016年11月29日火曜日

[個人事業][起業・開業]経産省の「フリーランス活用に関する研究会」が相変わらず的を射てない方向に進んでいきそうだね、というお話

皆様お疲れ様です。いよいよ今晩は「Jリーグ  チャンピオンシップ2016 決勝(第1戦)」浦和レッズ戦だあああああい!!

という訳で、日曜日あたりからアドレナリンがガンガン出ております。ここ3日間くらい、寝ても覚めても頭の中は鹿島、鹿島、鹿島!!

11月下旬にも鹿島アントラーズで一喜一憂できる喜びと、メンバー・指揮官・コーチ陣、そして関係者の皆様への感謝を胸に、「心はカシマスタジアムにあり」ということで存分に応援致す所存でございます。


[個人事業][起業・開業]”フリーランス”って個人事業者であることに変わりないよね、というお話

少し前に、「経済産業省でフリーランスの活用に関する研究会が設置されることになった」という情報に関して上の記事をアップしました。

その研究会がどうやら始動した模様…第1回目の会合も開催されたとのことで、どのような内容か大変気になるなぁ…などと思っていたのですが、ちょうどその第1回目の会合に参加されたという方が書かれた記事を発見したのですよ。

という訳で早速、相変わらずのザーッと読みではありますが、大変ありがたく一読致したところなのでございます。


【経産省で研究会始動。「フリーランス活躍」に必要な3つのこと by ハフィントンポスト】
http://www.huffingtonpost.jp/miwa-tanaka/freelancer_necessity_b_13171078.html

さてその中身についてですが、「フリーランスの教育・育成」が今回の会合のメインテーマだったとのこと。

…やはりというかなんというか、相変わらずの行政仕事っぷり。やることがいちいちズレてる感がひしひしと漂ってきます…。

また、筆者のお話についてですが、
1)「フリーランス」も千差万別!職種・スキルレベルで分けて考えることの必要性
こちらは至極当然、そうだよね、という感想しか出てこないとして、
2)プラットフォーマ―はフリーランスの成長の「伴走者」に
という点は、現状を見るにつけ「これ、経済産業省が考えることなの…?」と思わずにいられないところであります。


なにせ、「良き」プラットフォーマーに出会えれば良いのですが、そうでないところに「伴走」されてしまうこともそれなりに多いですからね。

さらに言うと、本質的には、そもそも「プラットフォーム」を使う必要があるのかないのか?というところから「事業者(経営者)」として思考・判断する必要がある訳で…。

プラットフォームを利用することが前提みたいになってしまっているお話というのが、果たして正しい方向に向かっているのだろうか、という感覚を抱かずにはいられないところなのでございます。


常々主張していることを何度も何度も書いて恐縮ですが、自らが営業スキルを磨くにしろ、営業スキルを他者から調達(つまり、営業人員を雇ったり、代理店を持ったり、プラットフォームを利用したり―など)するにしろ、
  • 諸々の見る目
  • 一定程度以上の論理性
  • 数字を読む力
あたりが本質的に事業者・経営者として必要な能力(それも、第1段階目の!)となってくるのですよ。

仮に「教育・育成」を行うとして、そのあたりの能力を向上しなければ、人工計算も適切にできない(否、故意にやらない)企業から安価で膨大な発注を喰らって(以下略、みたいな流れが目に見える訳です。


…と色々と書いてまいりましたが、結局は以前アップした記事で書いたとおり、「残念ながら経済産業省の研究会にはあまり期待できなさそう感が否めない」という結論に落ち着くんですよね。

…というか逆効果…誰も幸せにならないどころか、不幸な"フリーランス"が増加するような気さえする感覚が拭えません…。

フリーランスという「耳障りの良い横文字」をどのように行政が”利用(僕にとっては悪用でしかありませんが。)”していくのか、悪い意味で興味深く注視している次第なのであります。

2016年11月26日土曜日

[宣伝など]ボードゲーム「キャプテンダイス」の紹介動画に密かに出てます、というお話

皆様お疲れ様です。ボードゲームのプロモーションビデオに(顔が出ない程度に)出ることになったにったです。


撮影のために集まったメンバーは総勢7名。その7名でメンバー構成を変えながら実際のプレイ動画を撮影(それも、結構なパターン数!)したのですが、僕が入ったパターンも採用していただけたとのことで、地味に嬉しく思っているところでございます。

(※採用されたプレイ動画は13:56~です。)


さて、こちらのボードゲームですが、アナログボードゲーム制作チーム「グランドアゲームズ」が制作・販売しております。
僕自身は「宣伝文執筆×」という実況パワフルプロ野球で言う「チャンス×」みたいな能力が付いているため、ここで諸々の紹介は致しませんが、ぜひとも動画と公式サイト、そして大門氏のTwitterをチェックいただければ幸いに存じる次第であります。


ちなみにプレイ動画の方ですが、同席した住田さんにご注目ください。

彼抜きにグランドアゲームズのボードゲームを語ることはできないのではないか、というくらい、キレッキレのトークで場を制圧していただいております。

※実際、住田さんファンの方が地味におられるみたいで、ゲームマーケット2016春では「住田さんはいないの?」とブースにご質問に来られた方までおられたのだとか。

僕なんてまだまだ地味キャラだなぁ、世界って広いなぁ、と痛感させられましたですハイ。

2016年11月24日木曜日

[閑話]近々宣伝記事をアップするかもしれません、という(全く読まなくても問題ない、完全なる閑話な)お話

皆様お疲れ様です。肝心の水曜日に一日中予定が入り、結局我らが鹿島アントラーズの「Jリーグ  チャンピオンシップ2016 準決勝」川崎フロンターレ戦を観ることはできなかったにったです。

ブログも 書けなかった 書いてなかった ため、いつもの午前11時という時刻に更新できず…!まぁ、たまにはこんな日もありますよね、ということでひとつご理解いただけると幸いに存じる次第でございます。

ちなみに、予定が終わって「鹿島勝利」という4文字を見た瞬間、「うおおおおおおおおお!!!!!」って叫びましたよ!「夢生ううううううううう!!!!!」って!

…長くなるのでこの話はまた今度にしましょうか。


さて、そんな水曜日に一日中何をやっていたのか…と言いますと、友人(最古参の1人)兼ビジネスパートナーという名の顧客である、某氏の某プロジェクトのお手伝いをしておりました。

そのお手伝いの「成果物」がそのうち完成予定ということで、またこのブログでもご紹介できればと存じますが、いつになく大変はしゃぎ楽しんでいる童心のにったがそこにある…かもしれません。

(特別規模が大きなことだったり、革新的な何かを大々的に打ち上げたり―という類いのことではないので、そういった意味での期待はしないでいただきたいですが…。)

という訳で、今のところは「またそのうちにったが関わった何かに関する宣伝記事が上がるんだなぁ」程度に思っておいていただけますと幸いに存じるところです。


まあ、とりあえず、「いい夫婦の日」である11月22日に(珍しく)僕が妻と食べようと買ってきたケーキ画像でも見て落ち着きましょう。


ごちそうさまでした、とてもおいしかったです!!

2016年11月22日火曜日

[経営管理][財務経理]どういった組織であっても「財務」の概念って重要だよね、というお話

皆様お疲れ様です。いよいよ明日に迫った2016 Jリーグチャンピオンシップ準決勝(鹿島 vs 川崎:等々力陸上競技場)を前に、ふつふつと闘志が湧き上がってきているにったです。

…まぁ、僕自身は仕事のため生で見ることができないんですけどね…(呆然

帰ってき次第、「決勝戦が行われる日(2日程)をドカンと空ける予定を組むタスク」ができていることを心から期待しながら、(後ろ髪を引かれながら)家を出る予定でおります。


【「財務」を経営の武器にしている日本企業10選 by Forbes JAPAN】
http://forbesjapan.com/articles/detail/14117

「財務」という部署や役割を耳にするにつけ、「縁遠い話だ。自分には関係ないな。」と感じられる小規模事業者の方も少なくないところでしょうか。

これについては、どうしても「(上場企業等の)株式発行や社債発行、金融機関からの借入などの手段を駆使し、(莫大な規模の)資金調達をすること」などが主な仕事としてイメージされる分、致し方のないことかもしれません。


たしかに、上記のような資金調達が財務の大きな仕事の1つであることは確かであります。

とはいえ、実際の仕事はただそれだけを行っているという訳ではなく、
ファイナンスは“飛び道具”ではなく経営資源の配分にいかに貢献するか
と上記URL文中にあるように、「会社の数字(決算書など)を見て、会社のどこにどのくらいのお金(=経営資源)を投入するか?」という意思決定をすることも最も重要な任務としているのでございます。

このあたり、『お金の「入口」と「出口」の両方をコントロールする』というと、少しはイメージしやすくなるでしょうか(この場合、「お金の入口」は資金調達、「お金の出口」は経営資源の投入、となります。)。

僕としては、入口はともかくとして「出口のコントロール」の方については、大企業だけでなく小規模事業者であっても大いに取り入れることのできる概念だと考えている次第です。


ただし、実際の財務部門の運営は、大企業のそれとはかなり異なったものとなる点に注意しておきたいところです。

例えば、僕は中小企業や小規模事業者において「ROE」という数値を指標にして経営を行うことに懐疑的な考えを持っています。

理由を書くと長くなる(ROEに関する説明から行う必要もあるでしょうし…)ので割愛しますが、ざっくり言うと基本的にROEというのは「(経営者ではない)株主にとって意味の大きい数値」なのですよ。

(詳しい話にご興味がある方はお気軽にお声がけください。)

しかし、小規模事業者は基本的に「経営者=株主」である組織が大半ですよね。なので、ROEを最重要の指標とする必要はない、と考えているのです。

(世の中の「財務(戦略)」に関する書籍などには、(基本的にそれなりの規模を持つ企業を”ターゲット”として想定していることもあり)ROEを重視する考え方のものも多くありますよね。

このあたり、小規模事業者にとっての「罠」が潜んでいるのではないかなぁ、と感じている今日このごろなのであります。)


小規模事業者や中小企業の方であっても、「財務」ひいては「企業の数字」に興味を持たれる方は(僕が思っていたよりも)多い感覚を持っています。

しかし、「書籍などで知識を得て、自ら実践したものの、全く効果がなかった(または、逆効果だった)」という方がそれなりに高い確率でおられることも実感しております。

これについては、「小規模事業者や中小企業にとって使える財務のやり方」ではなく、「規模の大きな企業にとって使える財務のやり方」を採用してしまう方が多いことが原因だろうな、と推測しているところなのです(まさに上記のROEのようなお話ですね)。


そういう訳で、これから財務に取り組まれる方や再挑戦される方には、「ダメじゃん…」となってしまう前にぜひとも、
  • 採用する指標が「誰にとって意味のある数値なのか?」(「株主にとって意味ある数値」と「経営者にとって意味ある数値」のどちらなのか?)
  • その指標は「どういったことを目的として使われているのか?自社にその目的は適合しているか?」
という2点を意識していただければと願う次第であります。

2016年11月19日土曜日

[知的財産権][法務]知的財産権や契約(書)というものに対する常識や感覚を変えていく必要があるよね、というお話

皆様お疲れ様です。久々に知的財産権や法務の話題に触れるということで、筆(否、キーボードか)の進みが俄然遅いにったです。

元々は法務畑から事業を開始したんですけどね…。

2011年頃のポジショニング変更(端的にいえばジョブチェンジ!)の効果(マイナスの意味も含みます。)がしっかりと出ている模様であります。


【専門家が教える、中小企業の「失敗しない知財戦略」 by ニュースイッチ】
https://newswitch.jp/p/6791

(特に特許権に関して)まだまだその取得・維持のための費用は高く、小規模事業者や中小企業にとって「興味はあるが、予算が組めない」というのが正直な感覚である知的財産(権)に関する諸々の制度。

記事中の
ここ4、5年でみると、日本の中小企業は特許や商標、国際特許の出願件数が増え、知財の有用性が認識されつつあると思う。ただ、制度自体が、たくさん出願している企業向けになっているため中小企業にとっては使いづらいのではないか。
という指摘について、まさに的を得ているなぁと感じているところであります。

知的創造サイクルは、創造、保護、活用の3つを回す仕組みだが、これまでは「創造が起点」だった。一部の企業では、ビジネス構築とは別に「いいアイデアが出たので、まずは特許を取ろう」という考え方が見受けられる。今後は特許取得の目的をはっきりさせた上で、その特許を事業にどう生かし活用するかを考え「活用が起点」にしないといけない。
こちらの指摘もまさにその通りで、現状、まだまだ(特に中小企業で)「作ったものを『守る』こと」が知的財産権取得の第一の意義とイメージしている組織が多いですよね。

このあたり、やはり今後は「作ったもので『攻める(=協業やライセンスなどで利益を生み出す)』こと」に考えの軸足を移す方が、経営上のメリットも感じやすくなるのではないかと思われるところであります。


ちなみに、仮に「作ったもので『攻める(=協業やライセンスなどで利益を生み出す)』」ようにしていく場合には、「契約」に対する考え方もセットで変えていく必要があると思うんですよね。

特に「別れることを前提に合弁契約を」という記事内での話はまさにそのとおりだと考える次第。


こちら、日本では「始まる前から別れることを前提にする(また、緻密な契約書を作る)のは、相手を信用していないことと同義だ」みたいな感覚があります(最近は少しづつそうでもなくなってきていますが…)が、そういった感覚を改めていく必要があるということになります。

(たしかに、日本国内での中小企業同士の取引であればある程度なんとかなってしまう部分もあるんですけどね…。)

大企業や海外企業との取引を行うなど、事業を拡大すればするほど様々なリスク(コミュニケーションが上手く取れないリスクなども含みます。)が大きくなるもので、上記の感覚が通用しなくなっていくことに留意しておきたいです。

2016年11月17日木曜日

[財務経理]「従業員の給与を増加させたら法人税から一定額を差し引ける制度」を拡充させる流れとのことです、というお話

皆様お疲れ様です。火曜日のサッカー日本代表・サウジアラビア戦、我らが鹿島アントラーズ永遠のエース・大迫勇也の大奮闘に未だ興奮が抜け切らないにったです。

先日のオマーン戦でも「ハンパない」活躍をしてくれましたが、勢いそのままに公式戦という場でも縦横無尽にピッチを駆け回っていましたね。

うーん、ますます背中が眩しい…。

入団当初から「鹿島のエース経由日本のエースへ!」と願っておりましたが、それが現実化するまで秒読み段階といったところでしょうか。

本当に…感慨深いです…(しみじみ


【所得拡大促進税制 資本金1億円以下の中小企業は10%から20%へ改正予定 by 日米公認会計士・日米税理士・国家公務員1種試験経済職合格者 福留 聡のブログ】
http://ameblo.jp/satoshifukudome/entry-12217165736.html

国民一人ひとりの所得水準を少しでも高めるため、政府は様々な施策を打ってきていますね。


大企業と比べどうしても(財務的な)体力の低い中小企業としては、事業の効率性が同等であるならば、なかなか容易に人件費を増やすという判断は下しづらいものではあるところです(ただ単純に利益が目減りする、ということを意味しますからね。)。

(適正な内部留保を残しておくというのは当然の経営判断です。これは火曜日の記事でも書いたとおり、新規投資を行うにも、何らかのリスクへの対応をするにも、内部留保金がベースの資金となるためです。)


とはいえ、優秀な人材を確保するためには適正な人件費を「かける」ことも極めて重要でございます。

従業員や外注業者というのは、より良い商品やサービスを作り出すために必要な、ある意味で「資産」のようなもの(僕的には、「人財」みたいな表現はあまり使いたくないですが…)。

良質な資産獲得行為も立派な「未来への投資」でありますから、決して疎かにはできません。

という訳で、1つ1つの人件費に対する適正な評価と、自社の良好な財務状態がどういったものなのかという読み、この2つのバランス感覚が経営者として問われる時代だなぁ、というのが率直な感覚といったところでございます。


さて、本題の制度に話を戻しますが、上記の制度は(恒常的な)給与だけでなく(一時)賞与という形で給与を増額しても適用される模様ですね。

ということで、
  • 一定以上の利益が出ていて、
  • 一定以上の内部留保を保有できている、
  • 従業員の給与を高めるなどより良い社内環境を作るための支出を行う(予定の)組織
にとっては、小規模事業者であっても”使える”ものとなっているかもしれません。

お財布の状態や先行きの予測との相談ではありますが、条件が合う組織はぜひご検討いただければと存じる次第であります。

2016年11月15日火曜日

[財務経理]内部留保金に課税するというのはさすがに反対かな…というお話

皆様お疲れ様です。立法の段階での賛否は言います(否、言いまくります)が、決まったことに関してはしぶしぶながらも守る(もちろん「廃止なり修正なりしてくれ」と思いながら…)にったです。

一旦決まってしまえば「悪法もまた法なり」、紛いなりにも法治国家で生きている以上、それを守る必要がありますからね。

「悪法だから違反しても良い・無視しても良い」ということにはならないですから、立法の段階でしっかりと意思表示をしておくことは(それが実現するかどうかは分からずとも)なかなか重要なのではないかな、などと考えているところです。


【内部留保:増え続け377兆円 賃上げ、投資 迫る政府 by 毎日新聞】
http://mainichi.jp/articles/20161106/k00/00e/020/165000c

普段から「ストック→投資→ストック→投資→ストック→(以下エンドレスループ」の流れが大事だと唱えている僕としては、一定以上の内部留保を持っていることは大変良いことだと考えるのですがね…。


耳にタコができるほど何度も言っていますが、新規投資を行うにも、何らかの危機が発生した際にそれに対応するにも、内部留保金がベースの資金となるのです。

内部留保をギリギリで回したとして、いざという機会に一気に資金を投入したい時、そして業績が(一時的に)悪くなり我慢の時期がきた時、いったい誰が融通してくれるというのでしょうか。

(そのための金融機関だ、という論もありそうですが、あくまで借入は借入、他己資本ということを忘れてはなりません。僕は、他己資本はベースとして捉えるのではなく、あくまで補助的なものとして考える方が良いと考えています。)


既存の事業からあがった利益をどの程度留保して、どの程度「次」に振り分けるか?は経営判断に委ねられるべきこと。

政府がすべきは、内部留保をどう「(税金として)徴収するか?」ではなく、どう「人件費や設備投資に振り分けたいと思える市場環境を作り出すか?」という点だと強く思っているのですよ。

(記事内の最後に経団連さんの考えとして全く同じことが書かれていますね…。珍しくこの件に関しては、経団連さんに頑張っていただきたいと思うところです。)


万一内部留保に対する課税がなされるようになったとしても、おそらくは小規模事業者は非課税や免税になるのではないか、とは思われます。

とはいえ、ゆくゆくは事業規模を大きくしていきたいというベンチャー起業志向な方もおられると思いますし、また、課税/非課税(免税)の判定基準をどこに置くかによっては一定の小規模事業者にとっても全く他人事というものでもないだろうな…と仄かに感じるところ。

そういった組織では、米Amazon社のように「手に入れた売上はほぼ全て次への投資に使い、利益をほとんど出さずに(内部留保も限りなく低くして)事業運営を行う」ことが流行になっていくのでしょうかね。

仮に内部留保課税が現実化したとしても「財務運営は保守的に」という僕自身のベースの考えは変わりませんが、そのあたりの今後の流れは密かに注目しているところであります。

2016年11月12日土曜日

[個人事業][起業・開業]”フリーランス”って個人事業者であることに変わりないよね、というお話

皆様お疲れ様です。昨晩の日本代表戦、我らが大迫勇也のカシマスタジアム凱旋、さらにはそのまま”ハンパない”2ゴール!ということで、気分最高のにったです。

もうね、2ゴール目とか、(相手ディフェンスが緩め(間をくれた)とはいえ)「後ろ向きのボールをめっちゃトラップ」してましたもんね(恍惚の表情で

鹿島にいた時からスケールの大きい子でしたが、ドイツでさらにひと回りもふた回りも背中が大きくなった気がします。

もう鹿島アントラーズの状態が悪いからといって「オオサコ、カシマキトクスグモドレ」だなんて言うのは野暮だなぁ…。

若鹿たちの大奮起を心から願いたいところであります。


【副業・兼業解禁へ研究会=働き方改革推進-政府 by JIJI.com】
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016101900835&g=eco
フリーランスは雇用契約を結ばず、仲介業者などを通じて仕事を受注し、収入を得る働き方。専門性を生かせる好きな仕事を選びやすいとされるが、収入が不安定になる問題もある。
僕個人の感覚ですが、「フリーランス」という言葉はあまり好きではないんですよね。なぜ「フリーランス」という言葉が使われるようになったのか、その経緯は全く知りませんが。

(おそらくは深い意図なく、「自由業」という言葉を耳障りよく横文字にした、といったところなのかなと推察しているところではありますが。)


「フリーランス」と呼ぼうが、「自由業」と呼ぼうが、いずれにせよ「個人事業者(個人事業主)」であることに変わりないんですよね。

当然のことながら事業者なので、経営資源(事業資源)の配分という視点、具体的には、「自分自身」が使うことができる時間やお金などをどこにどう使うか?どうすれば最も効率性が高まるか?という視点を持つ必要がある訳です。

…なのですが、「フリーランス」という言葉を用いることで、どこかそういった意識が希薄になってしまっているような感覚を持っているのですよ。


耳障りの良い言葉を使って単純に母数を増やしても、実際に”フリーランス”で働く彼ら自身の事業運営の上手さがなければ、どのみち廃業する運命にあるものと思います。

また、そういう”フリーランス”が増加することによって、個人事業者としてきっちりと事業運営ができている方々も、第三者からは同じ目で見られることになるんですよね。

これ、そういった方々にとっては迷惑極まりないことでしかないと思う訳です。

設置される経済産業省内の研究会において、どういった表現で、どういった中身の議論がなされるのかは全く把握していませんが、目的と手段が逆転することのないよう留意をお願いしたいところです。

(決して副業や兼業に反対している訳ではありません。むしろやりたい人はどんどんやれば良いと思っている方です。一応注記をば。)


小規模事業者の視点に戻すと、(大事なので2度言いますが)”フリーランス”はあくまで「事業者」なのであるということを今一度心に留めましょう。
専門性を生かせる好きな仕事を選びやすいとされるが、収入が不安定になる問題もある。
この文章を見て収入が不安定であることを「やっぱそこが問題だよね、それはやだなぁ」と素直に思った方は、”事業者”には向いてないので早めに止めておくことをオススメ申し上げる次第です…。

2016年11月10日木曜日

[閑話]「前向きな危機感」を持ち続けていたいよね、というお話

皆様お疲れ様です。火曜日時点で別のネタである程度記事を書き終わっていたのですが、米国大統領選の結果(と、それを受けての評論や世論)を見て急遽ネタを変更したにったです。

火曜日にアップしたノムさんの記事の続きはいつ出せるんだ…!

この流れですと、ネタが枯渇する(皆様が忘れた)頃にポンっと出されることになりそうです…(下手したらお蔵入りの可能性も…ボソッ


【まさかの展開 by 富裕層戦略 建築コンサルタントBlog】
http://ameblo.jp/hurdling/entry-12217799721.html

世界中が注目していた米国大統領選挙は、大半のマスコミ(や評論家の方々)の事前予想に反し、共和党のドナルド・トランプ氏が勝利を収めましたね。

株式市場は想像通りそれなりに荒れ、諸々の事情から安全資産の円を買う動きにも繋がり(しかし何だかんだ言われながらも「困った時の円頼み」っぷりはまだまだ健在ですね…。)、現時点(執筆時、11月9日18時現在)で結構な円高が進んでいる模様でございます。


これを受けての日本の経済状態に関する予測ですが、中長期的に回復傾向であることに変わりはないように(東京五輪までは基本的に回復基調で推移すると)思います。

しかし、短期的には円高・株安の影響が出ることが想像されますね。

これは、海外との取引などを行っていない小規模事業者にとっても間接的に影響があるものと思われるところです。


僕としては引用記事にもある通り、

”事故”に遭う
→知恵を絞って立ち直るまであと半歩のところまで持ってくる
→また”事故”に遭う
→また知恵を絞って立ち直るまであと半歩のところまで持ってくる
→またまた”事故”に遭う
→またまた知恵を絞って立ち直るまであと半歩のところまで持ってくる
→以下、エンドレスループ…

といった、いつ心が折れてもおかしくないような外部環境の推移の中、それでも何度も何度も「あと半歩のところまで持ち直してくる」あたり、何だかんだ日本(経済や企業)ってたくましいと思っているんですよね。

それは小規模事業者に関しても同様で、現状についても、外部環境の変化を予測しつつ自社の能力・体力とも相談しながら的確に手を打てさえすれば、それほど怖い状況という訳ではないように考えている次第です。

(なんせ、リーマンショックの時はこの何十倍ものインパクトがありましたからね…)


ただただ先行きに対して不安感を持つ・ネガティブになるというのではなく、前向きな危機感(さしずめ「ポジティブなネガティブ」といったところでしょうか。)を持つようにしたいところです。

2016年11月8日火曜日

[閑話]「苦労即ち悪」という風潮もどうかと思うよね、というお話

皆様お疲れ様です。月曜日の朝からプチ出張に行って参ったため、週始めで既にバッテリーが切れかけのにったです。

今週は金曜日に前鹿島所属のFW大迫勇也がカシマスタジアムに”凱旋”するということで、その楽しみをエネルギーに変えて残り4日を乗り切ろうと思っております。

という訳でハリルホジッチ監督、ぜひともサコに一仕事できるだけの時間を与えてあげてください…!


【ノムさんが語る『凡人の強み』正しい努力をすれば、天才でなくても成功できる by ベストタイムズ】
http://best-times.jp/articles/-/3528

先日Twitterで「『買ってでも苦労しろ』という言葉を作ったのは売る側の人間だ」という(「苦労」に対して批判的・否定的な)ツイートを見かけました。

(ものすごくリツイートされており、お気に入り登録もものすごく多かったです…。)

まぁこれまで、「買ってでも苦労しろ」…というか「苦労」という言葉を、社会(特に仕事面ですね)での立場が上位の者が都合良く使ってきた歴史も大いにありますし、アレルギー反応を見せる(若い)方が多いのも理解できるところではあります。


ただ僕は、「苦労」が「即ち悪」だとは全く思わないんですよね。
大切なのは「苦労をすること」ではない。

「苦労を経験したこと」をきっかけとして、そこから自分が何を感じ、どう考え、どんな行動を起こしたかが問われるのである。
というノムさんのこの言葉に、「苦労することにより得られるもの」の本質が詰まっているなぁ…と感じる次第なのであります。

一応僕の言葉に言い換えておきますと、

「苦労することそれ自体が大事なのではなくて、苦労している状況から抜け出すためには色々と試行錯誤をするでしょ。その試行錯誤(の過程において考えたことや感じたこと)が自分自身の”ストック”になるんだよ。」

といったあたりになるでしょうか。


あとは、その苦労が「自分で選択したもの」なのか、「他人に押し付けられたもの」なのかによっても結論が異なると思うのです。

後者はもちろん言語道断、「しなくても良い苦労はしなくて良いんだよ」というものですね。

逆に前者の方は上記の「試行錯誤」に繋がることですし、そういった経験は何事にも勝る貴重な武器になるものと考える次第です。

野球選手の中でも、2軍生活が長かったために苦労人と呼ばれている選手がいる。しかし彼らは下積みのときには「苦労している」ということを自ら意識することすらなく、コツコツと努力を続けていたはずである。

その結果努力が実を結び1軍で活躍できたときに、初めて周りの人が「あの人は苦労人だね」と認めてくれるのである。
「努力」とか「苦労」というのは、その真っ只中のときには「自分は努力してる」とか「自分は苦労してる」とか思わないもの。

 目の前の「試行錯誤」をしっかりとこなせるということが、「成功」への(遠そうに見えるものの結局は)近道、なのだと思います。


大事な話が詰め込まれまくっていたために、思いの外話が長くなってしまったので、今回は前半部分までのご紹介ということで…!

またそのうち、後半部についてもアップしようと思っております。

2016年11月5日土曜日

[個人事業]「出版=ブランディング」という訳でもなくなってきてるよね、というお話

皆様お疲れ様です。このまま一切無名なまま人生を終えたい(&無名なまま人生を終えるに違いない)にったです。

一般的には「有名になること=良い(メリットがある)こと」と思われがちですが、経営(戦略)の場では決してそういう訳でもなく、むしろ「隠密に行動できる者の方が強い」とされていたりします。

あくまで前フリのネタなのでここで詳しくは説明しませんが、ご興味のある方は「孫子の兵法」「ランチェスター戦略」あたりをチェックいただければと存じるところ。

…って、あれ?僕がこの冒頭の閑話でフツーに有意義なことを書くって珍しいですね…。今冬は台風がやってくるかもしれません。皆様ご注意くださいね。


【まったく無名な人が本を出版できるカラクリ 重要なのは資格ではなく「役に立つ」実績だ by 東洋経済オンライン】
http://toyokeizai.net/articles/-/142421

「昨今の出版社は1つでも多くの”ネタ”がほしいみたいだよ」というお話は、出版に興味のない僕の耳にすらも入ってきております。

※注:決して僕にオファーがある訳ではありません。事業者仲間の間で情報交換する中で聞いたりするお話です。…え?そんなこと言われなくても分かってるって?それは失礼致しました。


人々の価値観や生活様式が多様化する中で、多くの業界においてなかなか社会現象となるような大ヒットを生み出すことが難しくなっていますが、出版業界もご多分に漏れず、といったところでしょうか。

そういった中で、「(たとえ数は少なくとも)とにかく大きく」よりも「それなりの大きさで、数を多く」という流れになっていくのは、至極当然のことなのかもしれません。


そういえば一時期、「出版を事業者や経営者のブランディングに使う」といったことが流行った時期がありましたが、そういう感覚も少しづつ薄れてきていますね。

(余談ですが、「ブランディング」という言葉を目に入れる頻度もだいぶと減った気がします…僕だけの感覚でしょうか?)

まぁ、まだまだ看板的な効果もあるにはあるのでしょうが、本を書くコスト(特に、時間コスト)というのはものすごく大きいですし、看板の役割のみをもって”トータル黒字”と考えるのはなかなか難しいように感じる次第です。

(ただでさえ小規模事業者や中小企業経営者というのはこなさなければならないこと・考えなければならないことが多いですからね…。)


もし小規模事業者にそういった機会やオファーが舞い込んできた際には、脊髄反射で飛びつくのではなく、その出版が自分自身や自社の戦略にどういった意味をもたらすのか?といったところを十分に吟味した上で、その是非を判断したいものです。

2016年11月3日木曜日

[財務経理][法務]freee、法人税申告までワンストップで行えるよう機能強化/GMO、電子契約を簡易にできるサービスを発表…という2本のお話

皆様お疲れ様です。サッカーJリーグ1部も残り最終節を残すのみ(今年はいつにも増して早い…)ということで、「すわ、早くも冬到来か」と若干季節感覚が先走り気味のにったです。

何だかんだ我らが鹿島アントラーズは、少なくとも11月下旬まで公式戦がある…今年は暇な時間が少なくなることを嬉しく存じているところ。

さらにこのまま天皇杯を勝ち進み、最終的に制覇すれば、2017年元旦に鹿島アントラーズが見られる!!

どっからどう見ても元旦の勝者が最も似合うのは鹿島だ!!という訳で、今年こそ、今年こそは最後の最後まで踏ん張っていただけませんでしょうか、若鹿たちよ…!


【freee、3つの電子申告に対応した新サービス「クラウド申告 freee」 by マイナビニュース】
http://news.mynavi.jp/news/2016/10/31/185/

クラウド会計ソフト(サービス)の雄であるfreeeが、とうとう法人税の申告までワンストップで行うことができるように機能強化を行うとのことです。

(まぁ、クラウド会計ソフトの機能強化としては至極当然の流れで、実際のところ「あとは時間の問題」だけでありましたが。)


これまでは地味に法人税の申告までできるというものは限られていたこともあり、会計ソフトウェア(サービス)業界の歩みとしては、それなりに大きな一歩を刻んだことになるものと感じております。

※個人(個人事業主など)の所得税の申告はこれまでも大半のソフトウェアでできましたが、法人税はあまりなく、あっても価格の高いものばかりでした。


ちなみに、日本経済新聞の記事によると、利用料は年間20万円前後とのこと。

ここまで価格が下がってくれば、経理業務の内製化(いわゆる「自計化」というもの)に取り組まれている中小企業などにとって、さらなる内製化(税務手続きまで自社内で行う)を進める選択肢がようやく出てきたように思われますね。


今後諸々どのように推移していくか、既存の業界の動きも合わせて密かに興味を持っているところです。


【GMOクラウド・グローバルサイン:「GMO電子契約サービスAgree」メールで簡単に契約できる「Agree締結[認印版]」提供開始 by JIJI.com】
http://www.jiji.com/jc/article?k=000002048.000000136&g=prt

こちらも個人的に待望していた、「電子契約」(の簡易化)に資するサービスが登場するとのことです。


これほどまでにITが発達した世の中で、諸々書面でやり取りするというのもなかなか煩雑なもの…。

しかし、文書の証拠力(主に法廷での)を考えるにつけ、どうしても大事な書類(契約書など)は書面で―というのは致し方なかったところなんですよね。


これまでにも電子証明書を取得して、機器を購入・維持しさえすれば、電子契約自体は可能でしたが、小規模事業者的にはそこまでの手間と費用をわざわざかけるまでもなかったというのが率直なところ。

上記サービスでは、最も証拠力の高い「Agree契約 締結版」を利用してもそこまで大きな費用にはならないとのことで、小規模事業者のコスト(金銭だけでなく、時間・労力を含む)の低減にも一役買ってくれそうな感じがしております。

※もちろん、契約書等の作成頻度が少ない場合には、こちらのサービスを使うことによってコストが上がってしまうこともあります。GMOのサイトに試算できるページがありますので、ぜひそちらで計算してみてからご利用ください。


このあたりの流れを見るにつけ、少しづつでも確実に、紙でのやり取りは少なくなっているような気はしますね(気持ちだけかもしれませんが…)。

僕的にはこの勢いそのままに、極限まで減っていってくれないかなぁ…などと思ったりしているところなのでございます(実際のところは、どうしても一定程度の規模は残っていくものと思いますが…)。


という訳で、本日は小規模事業者がそのうち利用するかもしれないクラウド化・電子化に関する記事を2連発でご紹介しました。

ところで最近、本ブログは1記事あたりの文量が多くなりすぎている感がありますよね…とうとう自分でも気付いてしまいましたよ…。

ヘッダーの本ブログの説明文中の、
もっぱら自分自身の備忘のためだけに、ニュースだとかブログ記事だとか日々の業務の中で学んだこと/感じたことだとか…を短くまとめていこうと思っています。
この「短くまとめる」とはいったいどこへいったのやら…!

少し反省はしているので、今後は「短く、短く…!」を再認識して綴ってまいる所存です(だがしかし、どうせすぐに忘れて長々と書き出すに100万ジンバブエドル!

2016年11月1日火曜日

[宣伝など]誠に恐縮ながら書籍の「撮影協力者」という欄に名前が載ってしまいました、というお話

皆様お疲れ様です。「撮影協力者」という欄に名前がちょこっと記載されている書籍が世に出たにったです。


結構なドヤ顔で書いているように見えるかもしれませんが、そうでもありませんよ。なんせ、僕が執筆した訳ではない(1文字も書いてません…)ですからね…。

執筆者の方の激務具合を見るにつけ、「僕に出版は無理だなぁ」などと改めて感じているところであったりします。


さて、上の写真の書籍ですが、執筆されたのはこちらのやまぐち千予先生です。
普段から写真撮影に関する講座やトークショーをされておられるのですが、その満足度は毎回脅威の98%超え。今、カメラ女子業界で人気のすごい先生なのであります。

そんなやまぐち先生が、講座やトークショーで語っている内容をふんだんに盛り込んだ力作ということで、皆様にもぜひ一度手にとっていただければと願うところでございます。

(ご興味を持たれた方、こちらがAmazonのURLです。
→ https://www.amazon.co.jp/dp/4797387459 )


しかし…そのような書籍に(小さくとはいえ)僕の名前が載っているというのは、心から恐縮極まりないものですね。

本ブログももっと真面目に書いていくスタイルにする方が良さそうな気さえしてくるところでございます(だが反省などしていない…!

2016年10月29日土曜日

[経営戦略/経営計画][個人事業]いよいよ人口減少時代に突入!その時小規模事業者はどう動くか?というお話

皆様お疲れ様です。体格(身長)も小規模なにったです。

小学校でミニバス、中学校ではバスケ部に所属していましたが、ポジションはもちろんずっとポイントガード(せいぜいたまにシューティングガードで出るか出ないか…という感じでやらせてもらっていました。)。

サッカーをやるようになってからはフォワードをやったり、ボランチをやったり、サイドバックをやったり…と色々とやらせてもらいましたが、やはり十分な体格が必要なセンターバックだけはやったことがない。

日常生活に身長などなくても全く問題ありませんが、スポーツはどうしても身体的な有利不利が出るもんだよねぇ…などと密かに感じ続けた思春期を過ごした次第です。


【ついに日本の人口が減少。1920年の調査開始から初~平成27年国勢調査 by HOME'S PRESS】
http://www.homes.co.jp/cont/press/report/report_00143/

「少子化」と「高齢化」が同時に起こる状態が長年続いていたこともあり、あとは時間の問題だけとなっていた、日本の総人口が減少していく時代の到来。

僕は、いよいよこの時が来たか、むしろよくここまで時間を稼げたな、といった感覚を持っているところですが、皆様の感覚ではどういった感じでしょうか。

(ここからどの程度のスピードで人口が減少していくのかは、次回以降の国勢調査なり何なりで把握されることになります。

こちら、経営者・事業者としては、継続してチェックしながら頭の片隅に置いておきたいデータとなりそうです。)


さて、「人口が減少すること」ということについては軒並み、どこを覗いてもネガティブなお話ばかりが並んでいるような感じですね。

まぁ、日本国内の”消費者”が少なくなっていく…つまり、国内市場の規模が縮小していくことを意味しますし、ある程度は仕方のないことなのかな、とは思うところです。

…が、僕としては、ただただ悲観的になるだけでなく、「そうやって国内市場が縮小していく中でどういったポジションを取るか?」といった視点で考える方が、経営者・事業者として建設的ではないかと感じるんですよ。


色々な面でこれまでの「やり方」というのは、「市場が拡大する、またはせめて現状維持されること」が前提だっただけに、色々と変えていかなければならないところが出てくると思います。

例えば、組織の大きさを縮小化したり、商品やサービスの顧客ターゲットを変えたり、収益構造を変化させたり―といったことが考えられますが、対応策はその組織によって千差万別。

このあたり、ぜひご自身で考えを整理してみていただければと思うところであります。


某小泉進次郎氏が少し前に、
「毎年(人口が)減り続けることを悔やむ発想から早く飛び出して、減る中でもやっていけるという成功例を生み、人口減少でも大丈夫だという楽観と自信を生むことが大事。」
という発言をされましたが、まさにこの考え方があらゆる物事において重要になってくると考える次第。

(参考)
【「人口減を悔やむ発想から早く飛び出せ」 自民・小泉氏】
http://www.asahi.com/articles/ASJ9X516BJ9XUTFK00F.html

『「現実的楽観主義」が経営者・事業者としてバランスの良い考え方』とはよく言われることですが、まさにこのことですね。


おそらく今後数十年は、少子化と高齢化の同時進行が止まることがない…これは僕が言わずとも誰しもが把握している自明の理。

いつも言っていますが、変化の激しい時代というのは、小規模事業者の小回りの良さを活かしやすいと考えております。

そういった環境に対してどういった経営を行っていけるか、経営者・事業者としてはここからまだまだ腕の見せ所です。

僕は、小規模事業者にとって面白い時代になっていくのではないかと感じているところなのでございます。

2016年10月27日木曜日

[経営戦略/経営計画]「生産性の低い小規模事業者」の特徴、いくつ当てはまります?

皆様お疲れ様です。朝は極めて生産性が低く、昼以降は一般的平均的な生産性で動くことができるにったです。

もしもこの生物界に「前世」というものがあったとしたら、僕は確実に夜行性の動物だったと思うんですよね。

幼稚園だか小学校だか…物心ついた頃からめっぽう朝が苦手なのです。…という訳で、打ち合わせなどの予定はぜひとも午後からでひとつよろしくお願い申し上げる次第です。


【中小企業経営を大きく変える「経営力向上計画」のポイントとは by ZUU online】
https://zuuonline.com/archives/124898

これまでにも同様のことが広く(そして、何度も!)叫ばれ、同様の制度ができては消えて―を繰り返した歴史を見るにつけ、政策・制度としては多少の”ポリリズム感”を感じるところ。

とはいえ、言っていること・目指していること自体は至極真っ当ですし、ぜひともこれまでよりも1つでも多くの中小企業経営者の方に「経営」を考える契機となってもらえれば…!と願っておる次第なのであります。


ちなみに、小規模事業者にとっても以下の指摘は大いに参考にしたいところですね。
高い生産性を実現している企業の特徴として、次の特徴が挙げられる。

(1) 設備投資やIT投資に積極的
(2) 一人あたりの賃金が高い
(3) 適度な借り入れや出資を受け、資金調達が充実
(4) 顧客ターゲットが明確かつ柔軟
(5) 早期の事業承継を実施し、経営層の世代交代を実施

反対に、生産性の低い企業の特徴として、以下の特徴が挙げられる。

(A) 設備投資には消極的もしくは計画的でない
(B) 売上規模と賃金のバランスが取れていない
(C) 過度な借入状況
(D) 顧客ターゲットが旧態依然もしくは硬直的
(E) 企業全体の世代交代がなされていない

こちら、小規模事業者という観点で少々手を加えてみますと、

高い生産性を実現している小規模事業者の特徴として、次の特徴が挙げられる
  1. (少数社からの受注・下請け一辺倒でなく)顧客の開拓や自社商品・自社サービスの開発などへの投資に積極的
  2. (事業者含む)1人あたりの賃金が高い(=十分な利益(not 「売上」)をあげている)
  3. 十分な内部留保があり、必要な時に必要な資金調達(借り入れなど)が可能な余力を保持
  4. 顧客ターゲットが明確かつ柔軟
  5. 経営者や事業主のマンパワーに頼りすぎず、一定レベル以上の組織化を実施
反対に、生産性の低い小規模事業者の特徴として、以下の特徴が挙げられる。
  1. 顧客の開拓や自社商品・自社サービスの開発への投資に消極的で、少数社からの受注・下請け一辺倒である
  2. (仮に売上はある場合でも)十分な利益が出ておらず、適切な賃金が捻出できない
  3. 内部留保がほぼなく、自転車操業
  4. 顧客ターゲットが旧態依然もしくは硬直的(というか、顧客ターゲットを考えていない)
  5. 経営者や事業主のマンパワーに依存
といった感じになりそうです。


読んでいる限りでは「そりゃそうですよー」と言いたくなるものなのですが、それが現実化できていない企業も多いというのが実際のところ。

また、「生産性の低い小規模事業者」の特徴に多く当てはまる方で、事業を開始されてから3年続けられた方を僕の拙い経験上ではお会いしたことがありません。


本記事をご覧の小規模事業者の皆様、「生産性の高い小規模事業者」に当てはまるかどうかは別として、「生産性の低い小規模事業者」に当てはまってしまってはいませんか?

これが良い機会ですし、ぜひともご自身の胸に手を当てて「ひとつ、ふたつ、みっつ…あ、やばいかも」などとやってみるのもなかなか面白いのではないかと存じる次第です。

2016年10月25日火曜日

[個人事業][起業・開業]客観的な視点を持つ第三者に「答え合わせ」をしてくる人って強いよね、というお話

皆様お疲れ様です。四六時中、鹿島アントラーズか乃木坂46について思考を巡らせているにったです。

この夏以降、セカンドステージの何とも言えないモヤモヤとした戦いぶりに気を揉む毎日でございますことよ…

チャンピオンシップで鮮やかに復活…してくれますかね…怪我で休んでいた主力メンバーも戻ってきたし、何とか勢いを取り戻せられれば良いのですが…(遠い目


【コンサルタントのスキル by 富裕層戦略 建築コンサルタントBlog】
http://ameblo.jp/hurdling/entry-12209834306.html

こちら、「ランチェスター経営・ランチェスター戦略」を駆使(&世に広めるために尽力)しておられる方が書いておられるということで、僕が毎記事欠かさず拝見しているブログなのでございます。

(お客様に提供する業務としては「経営管理」や「財務」に関することを行っておりますが、元々はランチェスター大好き人間で、自社の経営戦略はランチェスターの考え方をベースに組み立てていたりするのですよ。)


上の記事はいつもながら異論の余地がないお話だったことに加え、
  • コンサルタントにも色々と種類(性質)があるということ
  • そして、優秀な経営者はコンサルタントをどのように使うのかということ
の2点が極めて明確に整理されていたので、少しばかりご紹介させていただいた次第です。


まず1点目の「コンサルタントの種類(性質)」についてですが、
クライアントの業績を

(1)  マイナスをゼロに戻すコンサルタント

(2)  ゼロをプラスにするコンサルタント

(3)  プラスを更にプラスにするコンサルタント


コンサルタントとして、最もスキルを要求される順番は、

(3)  ➡︎  (2)  ➡︎  (1)
こちら、本当にこのとおりで、「プラスをさらにプラスにするコンサルタント」ってかなり少ないです、実際。

具体的なデータを取ったことはありませんが、どう考えても(1)に当てはまる方が最も多いのですよ(僕の拙い経験上のお話ではありますが、(2)の方ですら結構割合少ない…)。

…にも関わらず、
世間では、①のマイナスをゼロに戻すコンサルタントが一番難しいと思われている。
ということも事実で、この記事をご覧いただいている皆様にもそういったイメージをお持ちの方がおられるのではないかと推察するところです。

まぁ、「V字回復」などという言葉ってインパクトがありますからね。致し方のないところなのですが、「インパクトがある=高いスキルを要求される」という訳でもないという点にご留意いただければと存じる次第であります。


さて、2点目の「優秀な経営者はコンサルタントをどのように使うのか」についてですが、こちらが本日のメインディッシュです。

小規模事業者の皆様にも、ぜひ頭に入れておいていただきたいところなのであります。
(1)もしくは(2)を依頼してくる社長

(3)を依頼してくる社長


これもまた社長のスキルはレベルが違う。

(1)(2)の社長は、答えを求めてくる。

(3)の社長は、自分の考えとの答え合わせをしてくる。
経営者として「経営」のお仕事ができている方というのは、まずは自分自身の中で色々と思考を巡らせるんですよね。

そして、その結果出てきた「答え」について、
  • (良質な)コンサルタントの導き出す「答え」とどの程度ズレているのか?
  • どちらがより良い「答え」なのか?
  • そして、そのズレはなぜ起こったのか?
などといったことを「答え合わせ」し、さらにその「答え合わせ」の結果を自分自身の中に戻してくる。そして、より一層思考の質を高めていく―といったことをされています。


小規模事業者の方もこれと同じで、「自分の考えと、客観的な視点を持つ第三者の考えとで、答え合わせする」方は圧倒的に強い(事業を発展させる)傾向にあります。

世の中、小規模事業者の方も「答えを求めてくる」方が多いですし、そもそも「答えを求めようともしない(ただただ目の前の案件を必死にこなす)」方もそれなりにおられますからね…。

ひいてはこのあたりを少し意識付けてみるだけでも、一歩も二歩も前に行けてしまうのではないかと感じるところ…ぜひ皆様にも試行錯誤していただければと願う次第です。

2016年10月22日土曜日

[経営管理]「ストック化→再投資→ストック化(以下略」の流れってどのような組織にも通ずるものだよね、というお話

皆様お疲れ様です。潤沢な内部留保金(ストック)ができたら、僕自身の増毛植毛に投資をしたいアラサーのにったです。

学生時代、友人たちと「せめて子供が生まれて物心付くまでは保たせような…!」とお互いに励ましあったのも今となっては懐かしき思い出…。

みんな見てるー?僕、子供は生まれたぞー!ゴールまであともう一息だぞー!

…あと数年、ただひたすらに祈り続けようと思います(え


【ふるさと納税額を前年比約300倍の「5億9000万円」に増加させた方法について須崎市の担当者に話を聞いてきました by GIGAZINE】
http://gigazine.net/news/20161004-susaki-furusato-tax-method/

この記事で紹介されている「須崎市の担当者」こともりとき氏、密かにちょっとした知り合いであるのですが、まさかこんな形で話題の人になってしまうとは…

相変わらず合理的、相変わらず柔軟(そして、相変わらずチクチク斬っていくスタイル)だなぁ、などと思いながら、サクッと楽しく拝読させていただいたところです。

あとは、若人の意見を積極的に取り入れてくれる素晴らしい上司(市長さん)に巡り会えて良かったねぇ、と。

本人がどんなに合理的で柔軟でも、最終的に”組織の論理”を行使するのはトップのお仕事ですからね。

このあたりは縁もあるということで、そのへんの”引き”も強い方なのだなぁ、などと物思いにふけっているところでもございます。


さて、これだけで終わってしまうと、

「なんだよにった!今日の記事は知り合いべた褒めの提灯記事かよ!」

となってしまいますので、以下、一応ささっと小規模事業者・経営管理者としての視点を申し添えておこうと思う次第です。


閑話休題、最後にサラッと書かれていますが、僕的にここが一番大事なエッセンスだなぁと思ったのが下記のコメント。
守時:
現在、ふるさと納税で保育料第2子半額、第3子無料となっている保育園の無償化や、空き家の改修や環境整備などによる移住政策も取り込んで、優秀な人材を集めることもできるかもしれません。得たモノやコトを再投資し、さらに大きな循環を作り、永続的な発展のシステムを作る事を目指せればいいなと思っています。
「ゆるキャラ×ふるさと納税でお金に余裕を作る(ストックを作る)→そのストックを子育て政策や移住政策に再投資する」という流れは、このブログで普段言っている言葉に置き換えると、「ストックする→投資する→ストックする→投資する(以下、エンドレスループ)」の流れそのもの。

ここまで読んで、

『出た様式美!!「ある分野に(ピンポイントに)投資する→そこから得た利益をストックする→十分にストックされた資産(キャッシュ)から適正額を”次”に投資する→(以下無限ループ)」ってやつだ!!』

と思われたそこの貴方様、普段からよく本ブログをご覧いただいているようで、心より感謝を申し上げます。

(思われなかった方、今後もそれなりの頻度で出てくる(たぶん)フレーズですので、これを機にぜひとも覚えて帰っていただければと存じる次第です。)


「得たモノやコトを再投資し、さらに大きな循環を作り、永続的な発展のシステムを作る」という彼の考え方、経営戦略上・経営管理上における本質までもを見事に射抜いている言葉だと思います。

という訳で、ザーッと読み流してしまうのではなく、小規模事業者としても(だけでなく、全ての組織で)ぜひとも見習っていただければ、と願う次第なのであります。

2016年10月20日木曜日

[個人事業]良い意味で「オモチャ」になれる人って強いよね、というお話

皆様お疲れ様です。職業柄何事に対しても万事きっちりしているように見えるようですが、実際は結構ゆるゆるなにったです。

ちなみに、だいたい3~4回くらい会うと化けの皮が剥がれる模様。

…こらそこ、「緩いのは頭だろ」とか「脳内お花畑め」とか心の中でつぶやくのはやめなさい。先生には聞こえているのですよ?(ニコリ


【家計の管理は夫婦別々派? 夫婦一緒派? 「夫は妻のオモチャである」 by PRESIDENT Online】
http://president.jp/articles/-/20325

うちは基本的に夫婦一緒で管理しています。

…といっても、夫婦一緒ということに対して何らかのこだわりがあるという訳ではなく、ただ単に、別々に管理するということに対するこだわりもないというか、そのようなことをいちいち考えるのが面倒なだけなんですけどね。

妻の家計の管理能力が低いと感じたことは結婚前後を通して一度もありませんし、また金銭面に関する価値観に大きな相違があると感じたこともないというのが、こうして楽観的に考えられる大きな要因なのかもしれません。


さて、上記記事に関してですが、タイトルとなっている「夫婦で別々に管理するか、一緒に管理するか?」自体が重要なテーマという訳ではなく、

「妻(ひいては家庭)とどういった向き合い方をしているか?」

というのが本質的な問いかけとなっている点に留意しておきたいところです。
また大物ほど、家庭との時間を大事にしますね。日本電産社長の永守重信氏は朝から仕事しているけれど、帰るのも早い。ユニクロの柳井正氏も、6時にはもう家に帰っています
「自分自身の一番身近にいる人間」を大事にできない人間が、従業員や取引先を大事にすることってなかなかできない(まぁ、自覚症状はないでしょうが…)ですからね。

プライベートでの性質というのは仕事の場面でも(特に、中長期的な関係になると)必ず出てくるもの、ということで、これを良いきっかけに一度日頃のおこないを振り返っておくのも良いかもしれません。

身にしみてわかったのは『夫は妻のオモチャである』ということでした。逆にいえば、妻のオモチャになれる夫が大成するのです
こちら、優秀な経営者は必ずどこかにM気質を持っている、というのが持論なのですが、言い換えるとちょうどこういった感じになります。

諸々高度化・複雑化した現代社会の中でついつい忘れがちになるものですが、商売の基本って「顧客(や関係する全ての人たち)を喜ばせる」というとてもシンプルなものなんですよね。

ですので、変なプライドを保たない、良い意味でオモチャになれる方の方が、「商売」「経営」の場面でも良い結果を生む傾向にあるのかなと考える次第です。


…と、ここまでツラツラと書き連ねましたが、元も子もない話をすると、大きな結果を残している方々は妻を信用して大事にする傾向があるとともに、

そういった信用できる方を妻にする(できる)ことができる、人を見る目を持っている

ということもあるかもしれません。

人を見る目を持つこと、自らが信用すると判断した人間をしっかりと信用すること…言うに易く行うに難し…。

このあたりの基本的なこと・本質的なことはしっかりと抑えておきたいものですね。

2016年10月18日火曜日

[経営管理]「持続可能な●●」という考え方って大事だよね、というお話

皆様お疲れ様です。長く続けられていることは「鹿島アントラーズサポーター」と「クラッシュ・オブ・クラン」のにったです。

クラッシュ・オブ・クランは現時点でおよそ1年半程度ですが、ゲームに関してはかなり飽きっぽいワタクシめ、これだけ続いているのは初めてのことでござるのですよ。

そして鹿島アントラーズサポーターに関しては…もう何年と数えることすらできない程度に長年続いている唯一の物事となります。

(※数えたら今年で17年目でした。これまでに獲得した17冠中、地味に3/4以上の13冠を知ってるのね…。「常勝鹿島」の復活求ム!!)


【「ひとりブラック企業」を誇る残念な人たち デキる人は「経営者感覚」で体調管理する by 東洋経済オンライン】
http://toyokeizai.net/articles/-/138386

多くの小規模事業者にとってもなかなか耳の痛いものではないかというお話。

よく「体調管理も仕事のうち」といわれます(し、小規模事業者も言っているセリフだと思います)が、「医者の不養生」ともよく言ったものですね。


1人の「仕事人」として、「目の前の仕事」に打ち込むことが大切なことは言うまでもありません。

しかし、「経営者」や「事業者」の視点としては、「1年、3年、5年、10年―といった長い期間、高いパフォーマンスを出し続ける」ことも同じくらい…いや、さらに重要なことであると考える次第。


「体力(や精神力)を削って仕事をする・させる」ことを続けていると、従業員はもちろんのこと、経営者や事業者自身も長期間良い状態を保たせることは難しいものです。

そして、落ちていく仕事の質…取り戻すためのさらなるデスマーチ…離れていく従業員・取引先…結果としてさらに仕事の質が落ちる…。

このループに入ると、完全に悪循環が悪循環を呼ぶ状態に陥ってしまう訳ですね。


また、経営者や事業者自身が「やっている」からといって、従業員が全く同じペースで同じことができるかというと、決してそういう訳ではないということを頭に入れておく必要があります。

(このあたり、「自覚症状」のない方も多いですね。)

「無理と言うから無理なんです!」などとドヤ顔で言いきるのではなく、「無理なこともあるよね。」「無理のない(少なくとも、無理な状態が続かない)ようにしていく必要があるよね。」と考えられる余裕を、経営者として常に持ち続けておきたいところ。


「持続可能な●●」「持続的に発展を継続させられる●●」という考え方、事業運営においては非常に重要なものであると感じております。

2016年10月15日土曜日

[経営管理]「少数精鋭の自国軍メイン組織」が活きやすい時代になっていくかな?というお話

皆様お疲れ様です。自己紹介を「フリーランス型CFO(Chief Financial Officer)をやってます!」にしたらカッコイイんじゃね!?とか思ったにったです。

まぁ、実際は、「フリーランス型CFO(Chief Fake Officer)」なんですけどね…。

仕事してると見せかけているオフィサーということで、ひとつご理解をいただけますと幸いに存じる次第です。


【これから日本で重宝される「フリーランス型正社員」 by NIKKEI STYLE】
http://style.nikkei.com/article/DGXMZO08078200W6A001C1000000?channel=DF130120166018

開業した頃になんとなく感じた、「今後を20年とか30年とかいう期間で見ると、『組織』の単位はどんどん小さくなっていきそうだな…」という感覚。

あれから7年が経ちます(あ、あれ?もう7年にもなるのか…!)が、実際にそういった流れも感じながら、結構根強く「大きな組織信仰(?)」も残っているなぁという感じも受ける、そんな今日このごろでございます。

まぁ、ちょうど変化が起こるか、変化の兆しが止まってしまうか、という境目の時期にいるのかな…といったところでしょうか。今後の流れに密かに注目しているところです。


余談ですが、非正規雇用の比率が高まっているということ、被雇用者側にとって良くないという論調で語られることが比較的多いように思いますが、実際はどうなんでしょうね。

働き方に対する価値観も多様化しています(正規雇用されることにより大きな責任を持ちたくない、など…)し、一概に悪いと言い切ることはできないような気はするところ。

(だからといって、今の仕組みが最高かと聞かれれば、そうではないとも思いますが。)

ただ、「自分にとって最も良い働き方を、自分で選択できる」ようになっていけたら理想なのでしょうが、現実的に全員が全員というのは難しいでしょうしね。

できる限り多くの方が納得できる形で働き方の選択ができる制度にしていくために、今後も試行錯誤してほしいなぁ、と切に願うばかりです。


さて閑話休題、逆に雇用する側の視点で見た時に、「非正規雇用=コストダウン万歳!」みたいな風潮があるように感じますが、こちらも実際どうなんだろう?と思ったりする訳です。

たしかにコストダウンになるところもあるにはあるのでしょうが、非正規雇用ってマキャベリの君主論で言うところの「傭兵」じゃないですか?という感覚。

「正規雇用=自国軍」とそのまま直接的に結びつく訳でもないでしょうし、「非正規雇用だって契約形態など条件によっては自国軍だ!」と言われればそうなのかもしれません。

…が、厳然たる事実として、例えば派遣社員って派遣会社との間で雇用契約がある訳ですからね…。

「傭兵ばかりに頼ってると国が潰れるぞ?自国軍を主力に戦力を整えないと連戦連敗になるよ?」というのはマキャベリの教えの1つですが、「自社にとって『自国軍』とは何なのか?」を1度見つめ直してみるのも面白いように思います。

※マキャベリの「君主論」をご存じない方、話が分からないかもしれませんね…申し訳ないです。ご興味があればぜひ読んでみてください(難しい本が苦手な方は、「君主論(まんがで読破) マキアヴェッリ」から入ることをオススメします。)。




今後「フリーランス型正社員」なるものが登場するのかどうかは分かりませんが、「組織」の単位がどんどん小さく、細分化されていくというのが流れなのかなという感覚は、何だかんだで今もなお変わらないところ。

そうなった時、小規模事業者は「少数精鋭の自国軍中心の組織」という場合が圧倒的に多いですし、その小回りの良さを活かして今よりもさらに様々なチャレンジができるようになっているかもしれません。

世の中を見ながら、そして少し先の未来を想像しながら、頭と心の準備を整えておきたいものです。

2016年10月13日木曜日

[個人事業]「カネ」っていったい何なんでしょうね、というお話

皆様お疲れ様です。自他共に認めるケチな某経営者の方から、「にったくんの方がもっとケチ!」と言われるにったです。

い、いい機会だから言っとくけどね、こ、これはケチなんじゃねーよ…!公私ともにお金のことになると経営管理屋の血が騒ぐ…そう、いわゆる「職業病」というやつなんだよ…!(震え声

僕をケチ扱いする子は「おつまみとお酒は 足して300円/日 まで」にするからな!理不尽なルール設定バンザイやぞ!


【カネを獲られる人の特徴とは? ウシジマくんとホリエモンが、「カネの価値」について大激突! by ダ・ヴィンチニュース】
http://ddnavi.com/news/325864/a/

こういった話が耳に入ってくるにつけ、少なくない方が『自分が今現在「獲る側」なのか、「獲られる側」なのか?』だとか、『自分がどう在りたいのか?』といった点に興味を持たれるように思います。

もちろん、そういったことに興味を持ち、考えることはとても大事なことです(なにより楽しいですしね…)。

ただ、僕としてはその前段階として、『「カネ」というものの本質について自分なりの考えを持っておくこと』の方がさらに大事なのではないかと考える次第なのであります。


ここで「カネというものの本質について自分なりの考えを持つ」という言葉を少し言い換えますと、

  • カネとはなんぞや?
  • 自分はカネとどう付き合って(向き合って)いくのか?

というテーマを自分の中で整理しておく、ということになるかと思います。

上手く回っている企業の経営者の方や、経営者でなくても上手く資産を築いておられる方というのは、このあたりよく整理ができている方が多いように感じます。

(前回の記事でも触れた、「自分なりの判断基準を持つ」ということにも繋がりますしね。)


少し余談ですが、ちょっとした友人兼ちょっとした取引先の某経営者の方が、「カネは、カネを好きな人のところにしか集まってこないよ」という言葉をよくおっしゃっておられます。

僕自身、最初(独立当初のことです)は「何を言ってるんだこの人は…」って正直思ってました。

※彼は悪いことをして稼いでる訳ではなく、真っ当に商売をして、その結果としてものすごく利益を出されておられます。一応注記を。

ただ、それから色んな企業、色んな経営者の方を見ているうちに、ふと「上手くいってるところはみんな、良い意味で『カネが好き』だなぁ」と感じることがあったのです。

そういった方々をよく観察していると、皆さんカネの使い方がとても上手い。極端な話、たった100円ですら、その使い方が僕みたいな凡人とは全く違う感じがしました。

「ここには思いっきり使う」「ここには使わない」という判断がとにかく的確なんですよ…。

…という訳で、今では『やはり経営資源の1つである「カネ」の扱い方の上手さが違うと、会社の質そのものも変わってしまうということなんだな』という結論に僕の中では落ち着いている次第です。

(「カネが好き」とストレートに言うと、何だかとってもゲスい感じが出てしまうためか、(特に日本では)あまり良い印象を持たれないですよね。

なので、僕自身は「カネを大切にする」という表現を使うようにしています。)


最後に少しだけ話題を本題(上記URLの記事のお話)に戻しておきますと、
ウシジマはこんなセリフも言っている。「金が全てじゃねぇが、全てに金が必要だ。」ホリエモンはこう言い換える。「金が全てじゃない。だが意識の変わらないヤツは、全てに金が必要だ」
こちら、資本主義を採用している場所で生きていくには、現実的にカネの話を避けて通るのは極めて難しいよね(意訳)、といったところでしょうか。

という訳で、この記事をご覧の小規模事業者の皆様も、ぜひ一度「自分にとってカネとは何なのか?」ということについて、考える時間をお持ちいただければと願う次第なのです。

2016年10月11日火曜日

[閑話]「自分なりの哲学」があるって大事だよね、というお話

皆様お疲れ様です。子供が生まれて外に出られるようになったら、いの一番にカシマスタジアムに連れて行きたい鹿角至上主義なにったです。

こうやって1人1人、地道に鹿島アントラーズサポーターを増やしていくんや…!!

地域的に、ガンバ大阪サポーターやセレッソ大阪サポーターに囲まれる(であろう)と思われますが、そのあたり我が子には色々と強く生きてほしく思うところであります。


さて、本日の記事なのですが、執筆予定日である昨日月曜日に妻が陣痛と戦うことになりまして、そちらの方にずっと付き添っていたために全く書いていない(※現在、投稿予定時刻30分前時点)という状況でございます。

…という訳で本日は、本ブログでは初めての閑話というものを書いてみようと存じる次第です。

(ちなみにワタクシめ、閑話をテーマに文章を書くことほど苦手なものはありません。

駄文&オチのない文章になりそうな気がして仕方ありませんが、怖いもの見たさでお付き合いいただける方は最後までどうぞよろしくお願い致します。)


…そう、ワタクシめにも子供が生まれたのですよ、子供が。可愛い可愛い初めての子供です。

いざ生まれてみると「おお、我が娘よ!」という感じで、一気に「父親になったんだなぁ」という実感が湧いてくるものですね。

まぁ、妻がつわりで苦しんでいても、妻のお腹が大きくなっても、全く実感が湧かないという、「父親としてどうなんだ…」状態で過ごした10ヶ月間は何だったんだ…というのも率直な感想でありますが。

「父親」としての先輩である方々に「実感湧かないんですよねー」と言うと、全ての方から「生まれたら実感湧くよ」というお返事を頂戴しましたが、まさしくそうだったということで、さすが先輩方の経験談だなぁとも密かに感じているところです。


しかし初めての子供が娘ということで、その生態は全然分からんものですね(僕、男ですしね…)。

大人の女性の気持ちすら分からないのに、小さい女の子の気持ちなどさらに分かる気がしないということで、そのあたりは既に諦めの境地に入っているところ。

また、15年後には「お父さんの後にお風呂入りたくない!」とか言われちゃうんだろうなぁ…などという現実と向き合いながら、可愛い間に目一杯愛でておきたいなと思っているところでもあります。


ちなみに、現時点で「育児」や「教育」に対して「これ!」という考えはありません。せいぜい、娘のやりたいことをやらせてあげて、ノビノビと育ってくれればそれが一番―といった程度ですね…。

まずは健康に、そして警察のお世話になることなく育ってくれたらそれで良いよ、と。あとはどうにかなる。こんな僕ですら何とかなってますからね。

ただ、できれば、「獲った魚を与える」のではなく、「魚の獲り方を教える」ことをしたいですし、さらに言えば「魚の獲り方を自分で考える」ようにしてあげられたら良いな…とは仄かに考えているところです。


あとはやはり、「献身・誠実・尊重」の精神は何らかの形で伝えてあげたいなぁ。

そう、我らが鹿島アントラーズのアイデンティティ、我らがジーコの教え!

これは僕自身の座右の銘というか、いついかなる時もこう在りたいという人生のテーマみたいなものであるのでね…。

大人になった時にこの3つさえ身に付けられていたら、大概のことは何とかなるよ、我が娘よ、と。

ここはひとつ、僕なりの「魚の獲り方を自分で考えるための基準・指針」ということでご理解をいただけるとありがたいところでございます。


そういえば、経営者や事業者って、こういう、「自分なりの哲学」を心に持っている方が結局は強い気がします(僕自身が強いかどうかは置いておきましょう)。

その哲学に合うことだけやる。合わないことは絶対にやらない。

「経営(判断)」というのは、やることを決めるのではなく、やらないことを決めることだと思いますが、おそらくは自分なりの哲学がある分、その判断基準が明確に整理されているということだと理解致しているところです。


我が娘にも、いつかは何らかの形で、「人生の哲学」を持ってほしいなぁ。

そして、それが「献身・誠実・尊重」だったらものすごく幸せな限りだなぁ。

(まぁ、持つのは本人なので無理強いはしないというか、自分で考えて自分で決めてね、というのが一番にありますが。)


とりあえず、まずは我が家のマスコット・しかおくんを使って、娘が鹿島アントラーズに興味を持つところから始めねば…!!

しかおくん、頑張っておくれよ…!!


しかお「らじゃ!!」


P.S. あ、ちなみに、こちらでは娘の育児とか教育みたいな話はあまり書かない予定でおります。

そういった話題はそれ用のブログを作りました(ちゃんと更新するかどうか分かりませんがね…)ので、ご興味のある方はぜひそちらもフォローいただけると嬉しく存じます。

【鹿角至上主義!!な(零細)経営者の育児&教育備忘録】
https://tn-ikujikyouiku.blogspot.jp/

2016年10月8日土曜日

[経営管理][財務経理]「会計」を「経営」にどう活かすか?ってイメージしづらいものだよね、というお話

皆様お疲れ様です。「大御所」よりも「(普段何をやってるのか分からない)謎の男」を目指したいにったです。

…え?既に現状でも普段何やってるのか分からない?そんなこと言ってる暇があるならさっさと仕事しろ?

それは大変失礼致しました(でも反省などしていない!


【JALを復活させた「売り上げ・利益の数字が現金に見える」練習 by PRESIDENT Online】
http://president.jp/articles/-/20203

京セラや第二電電(現KDDI)の創業者として、そしてJALの再建者としてあまりにも有名な稲盛和夫氏。

元々は理系(たしか、化学専攻だったでしょうか?)の方であるにも関わらず、会計(学)に明るい経営者としてもよく知られていますね。

「『会計』というものを経営実務に活かす」ことに日本で(いや、世界でも!)いち早く取り組み始めた方ということで、「管理会計界の大御所」といっても過言ではない存在だと思う今日この頃でございます。


さて、そんな稲盛氏、どこの組織のトップになっても必ず「数字」「会計」という視点からその組織の課題のあぶり出しを行うというのは「さすが」の一言ですね。

組織の課題をあぶり出すために、まずは数字(=過不足ない実態が浮かび上がってくる客観的な指標)が語りかけてくるものを受け取るところから入る訳です。

(ちなみに、数字が操作されてたら実態なんて掴めないでしょ、という感覚を持たれる方もおられると思います。

…が、このくらいのレベルの方になると、相当上手く数字を操作したとしても、「あぁ、操作してるな、これ…」と見通せてしまうものなのですよ…。)


会計や経理の面白さというのは、「数字が語りかけてくる実態をどこまで読み取れるか?」というところにあります。

そしてそこから、「未来のある時点で在りたい姿(が反映された数字)を実現するためにどうするか?」を構築していく。

良好な財務体質を築くことにより「お金」の苦労がなくなる、そうすると積極的にチャレンジする余力が出てくる訳です。

内部留保ができることにより、投資ができる。投資することにより、利益を生む。生まれた利益により、内部留保ができる。以下、ひたすらこの良好なループを継続する…。

実に経営の王道を歩んでいる感じがします。


ちなみに、そんな稲森さんの「会計」との向き合い方・考え方に興味を持たれた方がおられましたら、「稲盛和夫の実学 経営と会計」という書籍をオススメ致します。

(余談ですが、僕が毎年正月が来たら必ず読み返すようにしている書籍の1つです。)

キャッチーな分、「アメーバ経営」「フィロソフィ」などといったワードが注目されがちですが、具体的な経営手法やツールについて知るのはその大本にある価値観や会計との向き合い方を知った後で十分だと考えるところ。

上記の本は、そんな稲森さんの価値観や会計との向き合い方を知ることができる書籍。小規模事業者の皆様、ぜひとも一度手にとっていただければと存じるところです。

2016年10月6日木曜日

[経営管理]”かゆいところに手が届く”福利厚生が整っていると、社員としては地味にありがたいものだよね、というお話

皆様お疲れ様です。もし福利厚生を受けられるとしたら、「鹿島アントラーズの年間観戦チケット」か「乃木坂46の全ての握手会の参加権」あたりが大変嬉しいにったです。

やはり我らが鹿島アントラーズのスポンサーであるLIXILさんなら、福利厚生でカシマスタジアム観戦チケット(もちろんホーム側!)がいただけたりするのでしょうか。

…ワタクシめ、輪廻転生いたした暁には御社への就職を猛烈に希望致しますので、人事の皆様、その時にはひとつどうぞよろしくお願い申し上げる次第でございます。


【ヤフーとベネフィット・ワン、中小企業向け「Yahoo!福利厚生」を提供開始 by 財経新聞】
http://www.zaikei.co.jp/article/20161003/330172.html

さて、一口に「福利厚生」といっても、経営管理上(会計上)ではそれが「法令で義務付けられているもの」か「そうでないもの」かによって、地味に細かく分類されていたりします。

おさらいがてらザックリと書いておきますと、
  • 法令で義務付けられるもの:社会保険や労働保険の負担など
    (→会計上「法定福利費」に仕訳される)
  • 法令で義務付けられていないもの:社宅や社食の提供など
    (→会計上「福利厚生費」に仕訳される)
といった感じになっております。


現状、小規模事業者で積極的に後者(=狭義の福利厚生)に取り組んでいるところは圧倒的に少ないですよね。

まぁ、法令で義務付けられている物事(前者(=法定福利))には自然と目がいきますが、そうでない物事にはどうしても関心が薄くなるものですし、そのあたり致し方ないことかなと感じるところではあります。


まず何よりも、福利厚生ってお金がかかるイメージがありますしね。「福利厚生といえば会社が抱える保養所!あとは超格安でオシャレな社員食堂!」みたいな。

とはいえ実際は決してそれほど大層なことではなくて、例えばアパレルなどのショップでの「社員・バイトは3割引」みたいな、いわゆる「社割」というのも立派な福利厚生ですし、飲食店で出てくる「まかない」も立派な福利厚生だったりするのです。

なので、そんなに気張って大それたイメージを抱く必要はないんじゃないかなぁ、と考える次第なのであります。


あとは、福利厚生の効果というか、メリットを想像しづらいというのもあるかもしれませんね。

こちらについては、「かゆいところに手が届く」ものを用意すれば、少なくとも採用活動の一助にはなるのではないかと推察しております。

(なにせ、「社割があるところ」や「まかないが付いているところ」を働く場所の条件として評価される方がそれなりにおられるくらいですからね…。)

このあたりは、物やサービスを顧客に売るのと同じで、(福利厚生を)社内の人間に提供する際にも「需要を読む」ということが大事だということになりそうです。

至極適当な案ですが、「ゲーム好きが多いからスマブラのトーナメント会を開催するでー」とか、「風呂好きが多いからみんなでスーパー銭湯行くでー」とか、そういう感じでも十分に福利厚生の1つになるのではないかと思うところです。


さて、話を上記の記事に戻しますと、
ベネフィット・ステーションでは、宿泊施設や飲食店、レジャー施設、介護・育児サービスなど、約100万件のサービスを会員限定の優待価格で利用できる。
とのことで、ざっくり見ている限り「従業員1人あたり658円」の価値は十分ありそうな感じに見受けられます。

導入するかどうかは、会社や従業員たちの自宅の近くに受けられるサービスがあるか、そして、会社の財務状態との相談といったあたりが判断材料となるでしょうか。


社員がより良い生活(プライベート)を送ることで、より良い仕事ができるようになる―という価値観をお持ちの方で、でも良いアイデアがなかなか出てこないな…という方にとっては、こういうものに頼ってしまうのも1つの有効な策ではないかと考えております。

2016年10月4日火曜日

[経営管理][財務経理]自計化って思ってる以上に時間コストがかかるものだよね、というお話

皆様お疲れ様です。ある程度自動化されているモノだとしても、それでも極力できる限りマジで単純作業はやりたくないにったです。

「よく会計作業やってる時、最後に数字が合ったら気持ちいいとか言ってうっとりしてるじゃねーか、あれ単純作業やないか!」と突っ込まれることを想定して先回りしますが、

あれは決してうっとりしている訳ではありません(ドン


【中小企業が利用している会計ソフト、クラウド型は17.2%、ベンチャー企業ほど導入率が高い傾向 by INTERNET Watch】
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/1022631.html

日頃の会計に関する業務を「全て税理士に任せている」のは31%とのこと。

僕の感覚ではもう少し多いのではないかという予想でしたが、実際はその感覚値以上に減少している模様です。

まぁ、ここ数年は「自計化」(=自前で(代表者などが)会計作業を行うようにすること)がちょっとしたブームとなっていますからね。

もはや「自計化=正義!」という風潮と言っても過言でないような気さえしますし、記帳代行サービスを収益源としている事業者さんにとっては冬の時代が到来しつつあるように思わざるを得ない流れとなっております。


さて、この風潮についてなのですが、僕は「自計化する」「外注する」という選択に良いも悪いもないと思っている方なんですよ。

というのも、なにせ、自計化(特に、経営者自らが会計作業を行う場合)したらその分、経営者自身の時間と労力が会計業務に取られるということになるからです。

「コスト」といえば「金銭コスト」と考えがちですが、「時間コスト」というのも立派な「コスト」なのですよ。

…というかむしろ、下手したら金銭コストよりも時間コストの方が諸々影響が大きいのではないかとすら感じる次第。

経営者は1時間でなんぼの利益を出していることか!!(突然何


「代表者には、代表者にしかできない仕事がある」といいますが、それに加え、「代表者には、(代表者にしかできない)やらなければならない仕事がたくさんある」とも感じているところ。

これを考えるにつけ、代表者の貴重な「時間」というものを、会計「作業」に使うというのは大変贅沢な使い方だなぁ、と思ってしまう次第であるのです。


…という訳で、「自分でできる」「何でもやる」は、「時間コスト」が大きくかかる(ひいては、機会損失が起こる)ことをお忘れなく。

「お金の流れを肌で感じるために一旦は自分で会計作業をやってみる」ということには大いに賛成致しますが、ある程度掴んだら「手離れ」させるのも経営者の仕事。

最終的に「自計化」するにしても、「外注化」するにしても、そのあたりを頭に入れながら、自社の状況に合った選択をしていただければと存じる次第です。

2016年10月1日土曜日

[経営管理]「リスク」と「ハザード」の定義(違い)って普段意識しないよね、というお話

皆様お疲れ様です。ビジネス横文字が苦手なにったです。

「マーケットでイニシアティブをとるビジネスプランだね、アグリーするYo!それじゃあYouをリーダーにアサインするから、次のミーティングまでにアジェンダ考えておいてYo!」

などと言われると、何をおっしゃってるのか10%も頭に(いや、耳にすら!)入ってきません…本当に申し訳ない、深くお詫び申し上げる次第です(だがしかし、反省などしていない!


さて、こちらもビジネス横文字なのかもしれない「リスク」とか「リスクヘッジ」とかいう言葉。

ビジネス横文字が苦手な僕ですら、とりあえず違和感なく耳に入ってくる程度にはよく聞く言葉ですね。

(余談ですが、最近は経営や政治の場だけでなく、一般的雑談的会話の中にも浸透してきつつあるような気さえしております(さすがに言いすぎか…))

しかしこの言葉、市民権を得れば得るほどに、ある似て非なる言葉と混同して使われる傾向にあるな…と、先日お客さんのレポートを書いてる時に気付いてしまいました…!

という訳で、一旦この言葉の定義は明確にしておく必要があるよなぁ…と思ったが吉日、この場に書き残しておこうと存じた次第です。


ようやくここからが本題!

「リスク」と似て非なる言葉というのはズバリ、「ハザード」です。

色々と端折って、箇条書きで端的に定義を書ききってしまうと、

  • ハザード・・・潜在的に危険や有害となりうるもの(事象)のこと
  • リスク・・・ハザードが発生して現実の危険となること、またその起こりやすさ
といった感じになります。


うーんなるほど全く分からん!という方のために1つ例を挙げますと、
  • 取引先が倒産する(=潜在的に自社にとって危険となりうる事象)→ハザード
  • その取引先が倒産したことによる自社への損害額(売上ダウンの額)、またその損害可能性→リスク
といったところになるでしょうか。

「取引先が倒産する(かもしれない)」というのはあくまで「ハザード」であって、「リスク」ではないということですね。


もう少し具体化してみますと、
  • 取引先が倒産するらしい
    →…が、その取引先からの売上高は月に500円であった
という状況では、99.99999%の方が「まぁ、それくらいの損害ならいっか」って思われますよね?

「500円のために必死になるくらいなら、他の取引先から10万円の仕事を取って来る方がよっぽど経営効率が良いよ!」ってなりません?(というか、なってください!)

つまり、「ほとんど損害がないから、ハザードはハザードとして認識するけど、リスクとして認識し、リスクを上手く避けたり低減する行動はしなくても良い」という結論が導き出される訳です。


ちなみに、同じ状況で仮に「リスク」と「ハザード」を混同していると、
  • 取引先が倒産するらしい
    →リスクだ!やばい!なんとかしなきゃ!
    →(月に500円の売上のために)多大なコストをかけて対応することになる
なんてことが起こってしまいます。

上記の例はあまりにも極端であるために分かりやすい(判断しやすい)ですが、これ、決して他人事ではなく、往々にして起こるものなのです…。


その「的を外した判断」によって発生した大きなコスト(金銭だけでなく、対応するための時間もコストです)を他のことに使えば、もっと大きな利益に繋がるかもしれません。

(専門用語で「機会損失」といいますが、このお話はまた別の機会に…!)

…という訳で、「リスク」と「ハザード」の違いについてはぜひとも頭に入れておいていただければと思う次第なのです。

そして願わくば、「リスクがさー」と口から出した暁には、頭の中で「これってリスク?ハザードじゃないよね?」と思い返していただければと存じる次第であります。

2016年9月29日木曜日

[経営戦略/経営計画]社長っ!在留外国人の増加にどう向き合うか考えてます?というお話

在留外国人 過去最高の230万7388人 by 産経ニュース
http://www.sankei.com/life/news/160926/lif1609260039-n1.html

皆様ご存知の通り、日本国内に生きる個々人の経済的・政治的主張(つまり、好むか好まないか)に関わらず、日本における在留外国人の数は増加の一途を辿っております。

また、ここ数年は東南アジアからの流入が顕著に増えているということで、今後は”定番”の中国・韓国だけでなく、東南アジアにも目を向けていく必要がありそうです(…と既に数年前から言われていますね)。


こういった情報を見るにつけ、何だかんだ日本はまだまだアジアの…否、世界の経済大国(※2015年の名目GDPで世界3位)なんだなということを仄かに感じる次第。

という訳で、彼らが日本に来ることにより十分な経済的利益が得られる状況の間は、日本国内に生きる個々人の経済的・政治的主張(つまり、好むか好まないか!)に関わらず、この傾向が変わることはないものと予測しているところであります。

(逆に言うと、今後も継続的に東南アジアの経済が発展&日本経済が沈下していき、日本に来る経済的利益が小さくなってきたときにどうなるか?というのはなかなか興味深いテーマです。)


さて、そういった前提条件を頭の隅に置きながら、小規模事業者として使えそうな視点でこのデータを見直してみましょう。

まず、「日本人口に占める在留外国人の割合」という切り口で見てみますと、

230万人÷1億2千万人×100=1.9(%)

ということで、現時点ではまだまだ「少数」であるように感じますね。

…が、その日本人口の1.9%しかいない230万人の人たちが、仮に1ヶ月に1人あたり10万円を使っているとする(※極めて適当な数字です。ソース?そんなもの知りません!)と、

230万人×10万円=2,300億円

と計算できるということで、何となくの感覚よりは結構大きなお金が動いてるんだなぁ…という見え方になると思うのですが如何でしょうか(え?全然小さいって?そうですかスミマセン…。)。

※ちなみに、2,300億円市場というのは、宅配ピザ市場(2638億円:2014年値)と同程度みたいです。こう聞くと結構大きいってなりますよね!?(え?それでもならないって?そうですか重ねてスミマセンね…。)

※実際には商品・サービスごとに市場を切り分けますし、さらには出身国によって文化や風習、価値観が異なるために提供する商品やサービスも出身国ごとに変わるであろう―ということで、もっと細かい市場になっていくものと想像されます。


ここからは私見ですが、「小回りが利く」というのは小規模事業者の最大の武器だと思いますし、それは「一定の規模があり、かつ細かい市場」において最大限発揮しやすいものだと考えております。

仮に「日本人口に占める在留外国人の割合」が3%~5%を超えていくと、在留外国人向けの市場も「一定以上の規模」へと脱皮していきそうな気がするんですよね。

ですので、現時点でのこの市場に参入する/しないの検討・判断の結果はともかくとして、最低でも今の間に「どのように向き合うか」を考えて、頭の隅に置いておく―くらいは行っておいてもバチが当たらないように感じる次第なのでございます。

2016年9月27日火曜日

[閑話][法務]ルールを適用する(罰則を与える)場面では感情が入り込まない仕組みを作ることが大事だよね、というお話

僕自身が 入り浸っている 最もよく使っているSNS「Google+」で、コミュニティの運営についてちょっとした騒動があったので、備忘がてら若干のコメントを。

※事の経緯に関しては、それを知ることで本題が頭に入ってきやすくなるのは間違いないと思いますが、いかんせん本題ではないので最後に雑くまとめる程度にしておきます。

必要な方はそちらから先にご覧くださいませ。


さて、今回のお話ですが、「(実質的に半公式的な意味合いを持つと第三者から見えやすい)コミュニティ」という、様々な価値観や考え方のメンバーが広く集まる特性のグループにおいて、
  • コミュニティとしてのルールはどうあるべきか?
  • 一定の罰則を行使する基準はどうあるべきか?
ということが論点となっていたような気がします。

※あくまで気がするだけです。ちょうど外出していて詳しく追っていなかったので、誤って捉えているかもしれませんが、本記事のネタ振りにどうしても必要であったということでひとつご理解いただければ幸いです。


ここからは私見ですが、公式的だろうが非公式的だろうが、多様な価値観や考え方の人間を幅広く集めることを目的とした組織のルールや規制というのは、
  1. 客観的事実に基づいて
  2. 論理的に言語化された明確な基準をもって
設定される必要があると思うんですよ。


「多様な価値観や考え方の人間が幅広く集まる」ということは、それだけ多くの意見や感情が出てくる場となることを意味します。

ひいては、多人数間の価値観や考え方の相違があぶり出されやすくなる(衝突しやすくなる)、ということになるかと思います。

そういった自然発生する「異なる意見や感情の対立」について、「どのように利害調整をするのか?(=着地点をどこに設定するのか?)」という対応は現実的に必要となりますよね。

そこでその対応の基準となるものを設定し、異なる意見や感情の間に適用させるものとなるのが「ルール」なのである、と考える次第です。

(ルールというものは、決して「どっちが悪い」だとか「どっちが正しい」といったことを決める類いのものではないのですよ…。)


個々人の「価値観や考え方」に関することを、「主観的」で「曖昧な」基準でもって判断するというのは、理不尽な不公平感、ひいては不必要な不満をルールの被適用者に対して与えてしまうことになります。

というか、罰則を定めたりそれを遂行する際に感情や主観性を感じさせてしまったら、それはもはや「法治」ではなく「人治」ですからね…。

「意見を言ったらトップの感情を損ねて罰を受けたよ…」という組織が、「多様な価値観や考え方」を受け入れているとは言い難いのではないかなぁ…と感じるところ。


…という訳で、ぜひとも「罰則」を課す組織でルールを設定し、組織内のメンバーに守らせる立場におられる方々には、「明確な基準の設定」と、「その基準についての論理的な伝達」を心掛けていただければと願う次第なのでございます。

「管理人の判断で●●します!」などという言葉は、「そんなの全然ルールとは言えないよ…」というモノを作ってしまっており、管理行為をサボっていると言っても過言ではない…と思っていただくくらいでちょうど良いものと存じております。


----------事の経緯ざっくりまとめ----------

※客観的事実と言い切れる訳ではなく、一定の主観が入っているかもしれませんが、そのあたりご理解の上で御覧ください。

元々は米Google社の公式のものであった某コミュニティが非公式化される。そのオーナー権限も(米Google社の教育を受けたらしい)一般ユーザーに譲渡される。
↓↓↓
譲渡後のオーナー(一般ユーザー)が行った行為に対してコミュニティ外で不満を言った一般ユーザーがコミュニティから追放される(※ただし、コミュニティ内で騒動を起こした訳ではない。)。
↓↓↓
上記追放に関して、その追放基準に疑問を持った数名が譲渡後のオーナーに対して質問をするも、全ての投稿が譲渡後のオーナーによって削除される(少々強い表現が見受けられますが、そのあたりを「誹謗中傷」と判断した模様?)。
↓↓↓
公式フォーラムに場を移す。噛み合わない議論・(第三者から見ると)煽り合いのような状態に…。
↓↓↓
このあたりから情報を追わなくなったため結末は存じ上げません!(放り投げ)

2016年9月24日土曜日

[起業・開業]専門的な技術が優れているからといって起業して成功する訳ではないよね、というお話

創業1年で約4割が倒産危機? フィンテックで目指す中小支援とは by 電通報
http://dentsu-ho.com/articles/4447

記事内に出てくる中小企業向け情報提供サイトや、フィンテックサービスの話は置いておくとして(マテ)、僕の目に留まったのは以下の話。
僕らのようなアプリ開発者もそうですが、美容室やアパレル、飲食店なども含めて、起業する人はその専門的な技術が優れているから会社を設立する。でも、仕事の腕が確かだからといってキャッシュフロー管理に優れているとは限りません。むしろ、ファイナンスの知識は持っていない人が多い。
『「技術者」「職人」は「経営者」ではない。その逆も然り。』と普段からよく言っているのですが、これをより噛み砕くとまさに上記で引用したお話になります。

分かりやすくさらにストレートな表現に置き換えると、『決して「素晴らしい技能を持っているから、起業したら成功する」 と い う 訳 で は な い 』ということ。

むしろ、技能一辺倒になりすぎて「経営」を疎かにしてしまう方(特に、ご自身の「営業力」に自信をお持ちの方に多い感覚があります…)は、失敗(=廃業)してしまう確率が高いように感じます。


また、「大きな成功(=最終的な目的・目標の達成)」をするにも、まずは「決して致命的な失敗(=再起不能な形での廃業など)」をしない状態を作る、そして小さな成功を積み重ねる、ということから入るのが王道というか、現実的な道筋です。

…なのですが、これについてもそういった手順を踏まない、経営の基礎的な土台を作らない状態で突っ走ってしまうことによって、致命的な失敗をしてしまうケースというのが多く見受けられたりするのですよ。

こちらは、よくスポーツで「攻撃からではなく、引き締まった守備から試合に入る」と言われる類のものと同じ論理だと思っております。

(「頂点に立つチームは守備が安定している」というのは鉄則ですもんね!…2005年のガンバ大阪さんだけは例外ですが…)


ちなみに、お金の流れに関することや、人の使い方に関すること(つまり、「経営(管理)」に関すること、ということですね。)というのは、即致命的な失敗に繋がりやすいもの。

…という訳で、このあたりのことってあまりよく知らないなぁ…という方はぜひ一度勉強してみるなり、先輩経営者の話を聞くなり…と、自分なりに研究をしていただければと願う次第なのです。


ちょっとしたコツは、「成功した話」ではなく、「失敗した話」、それも、「なぜ失敗したのか?」「どうすれば失敗しなかったと考えられるか?」を学ぶこと。

他人の成功を真似することは極めて難しいですが、他人の失敗を教訓にすることは(自分自身の意識や行動に組み込ませるだけで)可能ですからね。

逆に「成功談」だけ語って「失敗談」がない方のお話というのは、話半分どころか10分の1くらいで聞いておいても問題ないかなぁ、と日々感じているところでございます…。

2016年9月22日木曜日

[知的財産権]「スーパーサイヤ人」が登録商標であることって知ってました?

見た瞬間に思わず「ふふっ」となったひとネタをご紹介。

大半の方はまさか「スーパーサイヤ人」が商標登録されてるなんて思いませんよね?(え?知ってたって?僕が知らなかった方がマズいのか…!?


ちなみに、諸々新しいことを始める時に、その会社名や商品名・サービス名など…について事前に商標調査を行うことって本当に大事です。

その一手間をかけずに事業を開始した場合に、

「多大なコスト(労力やお金)をかけてようやくある程度知名度が上がってきた!少しづつ世間に浸透してきた…ようやくこれから利益を回収するフェーズだ!」

というドンピシャのタイミングで他社の商標権を侵害していることが判明し、名称使用の差止請求を喰らったりしたら…

これ、割と真面目に泣けます(そして、実際にこの事例でうちに駆け込まれたこともあります…)。


僕の実感として、著作権や商標権などといった知的財産権に対する世の中の”敏感度”は年々高まっているような感じを受けています。

特に商標権(商標法)というのは普段馴染みのない方にも「分かりやすい」権利であるだけに、事故が起こった際にはそのダメージもひとしおだと感じるところです。

※逆に、特許権・特許法や著作権・著作権法あたりは比較的「分かりづらい」気がしています。それはそれで事故が起こると面倒なことになるのですが…。

という訳で、たとえ中小企業や個人事業主であっても、知財に対してコストをかける必要性というのはそろそろ無視できないレベルまで来ているんじゃないかなぁ、と感じている次第。


まぁ、予算や人手、その他諸々の制約があることは重々承知しているんですけどね。

重々承知の上で、それでも何らかの意識を持ち・具体的な動きを行っていただきたいな…と密かに願っているところなのでございます。


ちなみに、冒頭のひとネタの続きですが、取ってる商標権は威力重視とのことでございます。
「威力重視」という言葉が何故かツボにハマりましたよ。実に不覚です…!!

2016年9月20日火曜日

[経営管理]医療機関だって「事業体」であることに変わりないよね、というお話

【寄稿】あなたの組織,「危機管理」できていますか? 医療安全だけが危機管理じゃない! by 医学書院(週刊医学界新聞)
http://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03191_02

医療機関(病院や診療所)だって、「いち事業者」「いち事業体」ですもんね。

人の生命・健康に直接的に関わる度合いが他の業種よりも高い分、色々と神聖化されがちな気もしますが、特に医療安全”以外”の部分に関しては街中の中小企業と全く変わらないもの。

「患者さん(=お客さん)に価値を提供することが存在意義」であるのは当然のこと、「先立つもの(資本・資産)がないことには何も始まらない」というのも紛うことなき事実なのでございます。


つまり、医療機関であっても、経営戦略や経営管理(リスクヘッジももちろん含む)をしっかりと組み立てて回していくことは極めて重要ということ。

良いサービスを適切な単価で提供する→利益があがる→その利益をより良いサービスのために次の投資に回す―

そしてこの繰り返しが、最終的には回り回って患者さんたちへの医療行為の質の向上に繋がる―

このサイクルは、業種限らず「経営」というものの基本だと考えております。


ちなみに、上記URL内でのリスク管理のプロセスの説明は、医療機関だけでなく、他のどの業種でも使える知識だと思います。

「自分は医療機関じゃないし関係ないや―」などと言わず、ぜひとも一度チェックしていただければと存じる次第なのであります。

2016年9月17日土曜日

[経営戦略]賃上げしようにも利益が出てなきゃ会社が倒れるだけだよね、というお話

先日開催された日本商工会議所の総会の場で、安倍首相があいさつをされた件が記事として上がっております。

なんでも、中小企業の賃上げと下請け企業の支援(元請け企業との取引条件の改善)についての話題を取り上げられたのだとか。

首相 “中小企業の働き方改革へ環境整備” by NHKオンライン
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160915/k10010686961000.html

下請け中小企業を支援=安倍首相 by 時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016091500339


また、時を同じくして世耕経済産業大臣が経団連の榊原会長らと会談し、こちらでも中小企業に関する話題が取り上げられた模様です。

経済産業相 “中小企業でも賃上げ 実現に積極対応を” by NHKオンライン
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160915/k10010686951000.html

経産相、中小企業との取引条件改善を経団連に要請 都内で会談 by 日本経済新聞
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFL15H6J_V10C16A9000000/


大企業で少しづつ成果が出始めている(と言われている)被雇用者の賃上げについて、何としてでも中小企業まで波及させたいという動きですね。


中小企業(特に下請け業務を中心としている企業)での賃上げを実現するためには、どうしても顧客・取引先(元請け企業)との取引条件の良化が必要なもの。

という訳で、「賃上げ」と「元請け-下請け間の取引条件の良化」は政策としてワンセットであって然るべきだと思うのですが、現政権はさすがそのあたりの基本をきっちりと抑えておられるように感じております。


僕としては、元請け企業側にコストをコントロールする意識があるのは良いこと(また、当然のこと)だとは思います。

しかし、それが行き過ぎて下請け企業を抑圧する状態になってしまうのは本末転倒にも感じるところ。

また、下請け構造があまりにも重層化しすぎることにより、 ピンハネが凄まじく 最下層に位置する企業の利益が著しく低くなってしまっている業界が多い点についても、 なかなか闇が深い 色々と考えさせられるなぁ…と感じるところであります。

このあたり、大企業の内部留保を強制的に吐き出させる―などといった暴論ではない、上手く利益を中小企業に流せるような仕組みにしていければ最高なのでしょうが…。

これ以上は政治・政策論のお話ということで僕の方では切り上げようと思いますので、ここでは一旦「現政権の手腕に期待(したい…しても…良いよ…ね…?)」という結論にしておきましょう。


ちなみに、経営者というのは政治・政策に期待しているだけでは仕事をしているとは到底言えません。

中小企業側は中小企業側で、下請け一辺倒を脱却するなり、せめて取引先の多様化(少数の元請け企業への依存度の低下)をするなり、より利益を出すための何らかの施策を打たねばならないところなのです。

何をどうやるかは現状の数字との相談にもなりますが、会社の未来を作ることにもなりますし、当然リスクヘッジにもなりますし…ということで、怖がらずに取り組んでいただければ―と切に願う次第なのです。

2016年9月15日木曜日

[経営管理]料金(プラン)がシンプルって経営管理面でも良いことだよね、というお話

ブッフェ式のバー、北新地で明朗会計 by Lmaga.jp
https://www.lmaga.jp/news/2016/09/15060/

僕が開業した頃(もう約7年も前のことになってしまいました…!!)にひょんなことで知り合った某社長さんが、『「(総額)いくら払うのかが分かりやすい」というのは「売る」の基本』ってそういや言ってたなぁ…とふと思い出した記事。

(特に一般消費者向け(B to C)の商品やサービスを提供する際に大事なのだとか。上記発言については、その社長さんがB to Cの事業を行っていることも経験・実感として大きそうです。)


『「値段が分からないものは買わない」というのが当然の消費者心理だよね』ということは、一歩引いて考えると火を見るより明らかなことですよね。

しかし自らの事業のことになるとついつい忘れて、分かりにくい対価の計算システム(=料金プラン)を組んでしまう不思議…。

まぁ、自分自身のことは案外分からないものですしね、ある程度は致し方のないところなのでしょう。

※ちなみにこの問題、シンプルに「自分だったら買うか」「知人が買ってくれるか」あたりを考えるだけでも十分チェック機能を果たす気がします(マーケティング等々は僕の専門でないので、聞き流していたただく程度でちょうど良いと思います…)。


さて、「単価が分かりやすい」ということについては、財務経理的な視点で考えてみても大きなメリットがあると考えております。

(※ここでは「単価が分かりやすい」ということを「1商品/1サービス提供あたりの価格計算がしやすい」と定義します。)

だって、シンプルに売上高が把握できる方が利益も計算しやすいですし、頭の中で覚えておきやすいじゃないですか。

  • Xという商品は、1,000円の売上を上げるために、原価(内訳省略)が200円かかっていて、販売管理費(内訳省略)が700円かかっている。
  • Yという商品は、基本料金500円・オプションA300円・オプションB100円の売上を上げ、さらに1ヶ月無料(2ヶ月目から有料)のオプションC100円を付けているために2ヶ月目からは売上が100円増える。その原価(内訳省略)は、基本部分100円・オプションA60円・オプションB20円・オプションC20円で、販売管理費(内訳省略)ガー(以下略)。

上記の例で「どちらの方が一瞬で利益が分かる?」と聞かれれば、前者と答える方が少なく見積もっても99.9%くらいになるのではないかと思います。

(僕自身、書いててもう逆算が面倒になってきたので最後省略しました。)

経営というのは、「俯瞰的に見ること」と「細分化して見ること」の行ったり来たりを繰り返すものだと思いますが、これは数字のお話でも全く同じで、「大まかな数字」と「細かい数字」を行ったり来たりしながら見ていくのが基本となります。

「大まかな数字」というのは、元の数字がシンプルであればシンプルであるほど明確にイメージしやすいもの。

また、いざ細分化する段階でも、元の数字が細かいと最終的にあまりにも細かすぎて何がなんだか分からなくなった…といったことが往々にして起こります。

という訳で、ぜひとも一度、自社の商品やサービスの「単価が分かりやすいか?」という点を振り返ってみていただければなぁ、と思う次第なのです。


ここからは完全な余談となりますが、近年、この逆(料金プランが複雑怪奇!)を行く企業の話が(特にネット上で)ピックアップされることが多くなってきているような気がします。

料金プランが複雑怪奇…まるでその説明のためのコストがものすごく大きくなりそうなものですが、そのあたりはスルーしている感じでしょうか。

(スルーしていたら大きな事故が起こってしまって大炎上とか…目も当てられない結末ですね…。)

今後そのあたりがどういった流れになっていくのか、密かに注目しているところでもあります。

2016年9月13日火曜日

[個人事業]個人事業主である外注先のマイナンバー収集、進んでます?

中小企業にとってのマイナンバー制度とは? - 46 なかなか進まない支払先からのマイナンバー収集 by マイナビニュース
http://news.mynavi.jp/series/mynumber/046/

従業員やその扶養家族の分のマイナンバーは声をかけさえすれば大半がサッと集まるものですが、個人事業主である外注先の分を集めるのは結構大変だったりするんですよね。


まぁ、従業員は「会社内部」の人間、外注先は文字通り「会社の外部」の人間、ということで、集める側も出す側も共に対応の優先順位を下げてしまうのは致し方ないことなのかな、とは思います。

(それだけに、ちゃんと対応してくれる発注元さん&外注先さんはありがたいことこの上ないですし、その分きっちりしてるな、信用できるな、という感覚にもなりますね。)

あとは、個人事業主の方ってこういった手続き関係に疎い方もおられるということで、そのあたりも要因の1つと言えるかもしれません。

(疎いのは、専ら支払調書などを「もらう側」で、「出す側」になったことがないため…とかそういったあたりが理由でしょうかね…?※極めて雑な推測です。)


年末年始というのはただでさえドタバタするもの。

たとえどんなに真面目な企業であっても、マイナンバー収集作業の優先順位などダダ下がりする気しかしない季節です。

という訳で、可能な限りこの9月~10月、せめて遅くとも11月頃までには何らかの道筋を付ける…そういったスケジュール感で動いておくことを猛烈にオススメする次第なのでございます。


P.S. この記事をご覧になられている個人事業主の方々、案件を受注した企業からマイナンバーを教えてほしいという連絡が来たら、なる早で出してあげてくださいね。

そうすればきっと、(主にその企業の経理部や人事部の方からの)好感度が激しく上昇するに違いありませんよ!!

2016年9月10日土曜日

[財務経理]管理会計が避けられるのは、無性に「難しそう感」があるからではないかというお話

何を元に経営判断をする?中小企業の管理会計導入実態(IRSME16031) by SankeiBiz
http://www.sankeibiz.jp/business/news/160908/prl1609081042032-n1.htm
月次で業績の振り返りをしていると答えた企業は全体の73.2%で、従業員数が多いほど、その傾向は高まっています。
え!?毎月業績を振り返りを行っている企業って73.2%もいるの!?と一瞬驚きました(僕自身の感覚値と全く異なるので…)が、
調査対象 :エフアンドエムクラブ会員企業
      ※エフアンドエムクラブ会員企業とは、
       エフアンドエムから中小企業向け
       管理部門支援サービスの提供を受けている企業
とのことで、既に「管理部門支援サービスの提供を受けている」企業を調査対象としているのだからそりゃそういう結果になるよね、というオチだった次第。

全国津々浦々の中小企業・個人事業者を調査対象とすると、もっと(というか、極めて!)低い数値になるものと予測されるところです。


僕としては、何らかの「判断」や「決断」を行うとき、論理的・合理的な結論を導くためには、前提となる条件や状況などといった「情報」が必ず必要だと思うんですけどね。

もちろん、全ての情報を全て把握するというのは不可能ですよ。経営には「時間」の制約がありますから。

ただ、最低限、自社の現状くらいは常に大まかには把握しておけるはずなのです。だって、「自社」のことなのですから。そして、「数値化」ができるのですから。

(自社の経営状態の把握の難易度って、人間の身体で例えるならば「今、自分は平熱なのかどうか?」っていうレベルです、実際。)

決して難しいことではなくて、ホント、「知ろうとするかどうか?」の問題、そして最終的には慣れの問題だけだと思うのですよねぇ。


リンク先の記事中にもありますが、「数字を使いこなす」ことを難しく考える必要なんて一切なくて、究極に単純化してしまえば、
  • 「何に」
  • 「いくら」
  • 「何時間使っているか」
というたったの3点だけ。

たったのこれだけ把握するだけでも、今まで見えていなかった視点が見え、より判断の精度が高まるものなのでございます。


まぁ、「管理会計」っていう言葉も「難しそう感」に拍車をかけている感じがしますよね。

どなたかセンスのある方、より馴染みやすい言葉で言い換えていただけると助かります(放り投げ

2016年9月8日木曜日

[経営管理]「ここはブラック企業”ではない”認定」を与える制度、中小企業向けのものも今秋から始まる模様

あなたの企業は「健康宣言」していますか?中小版の認定基準 by ニュースイッチ
http://newswitch.jp/p/5999

数年前から厚生労働省が動いていた「健康経営」の推進に関して、中小企業向けのものについても少しづつ具体的な動きが表に出てきている模様です。


「健康経営」とはなんぞや!?という方のために言い換えておきますと、「社員の健康の維持・増進を重要視し、適切に管理しながら進める経営」といったところでしょうか。

…うーん…分かりづらい…。

まぁ、雑く一言でまとめますと、「決して”ブラック”ではない、マトモな経営のことだよ!!」ということです。


近年、身体はもちろんのこと、心がダウンしてしまって休職をされるパターンというのが、大企業だけでなく中小企業でも多くなってきております。

これ、大半の経営者・事業者の方は「ふーん、そうなんだー」くらいに思ってしまうものなのですが、決して他人事ではないのですよ。

僕の直接のお客さんではありませんが、知り合いの社長さんの企業では実際に起こったことがありますからね…。

なので、「いつでも自社の社員(代表者や役員含む)がそうなる可能性がある」と考えておく程度でちょうど良いのではないかな、と考える次第なのです。


もし自社の社員が会社での諸々の負担が過大すぎて倒れてしまったら、場合によっては法的な責任が問われる場合も出てくるでしょう。

また、中小規模の”巷では無名な”企業であっても、社会的信用まで失う(インターネットの拡散力&残存力すさまじい…)こととなってしまう可能性があります。

一旦”ブラック”のレッテルが貼られてしまうとそれを剥がすことはなかなか難しい世の中ですし、このあたりは「起こってしまったら1発レッドカード」くらいの意識で取り組んでいただくくらいでちょうど良いのではないかと考えております。


ところで、社会全体(特に、ネット上)に目を向けてみると、少しづつ「メンタルヘルス」に関する啓蒙も進んできているようです。

この健康経営優良法人の認定制度では「専門職である産業医や保健師の参画」が求められていますが、ぜひともあと一歩踏み込んで、メンタルヘルスに関するケアを必須とすることも明確に盛り込んでほしいところです。

2016年9月6日火曜日

[経営管理]”ストック化”する能力って重要だよね、というお話

サブロー型?イチロー型?中小企業に必要な社員はどっちだ!? by BLOGOS
http://blogos.com/article/189174/

スポーツのみに留まらず企業運営の場においても、そして雇用者・被雇用者などといった立場や役割の別を問わず、「小さな目の前の”勝利”」をコツコツと積み上げていけるタイプというのはやはり強いなぁ、と常々感じているところ。

特に中小企業においては、目立つ活躍をポンポンっとやるタイプよりも、地味でも様々なことをストック(資産)化していけるタイプの方が中長期的に見るとありがたい存在である、と考えておる次第です。


「様々なことをストック化する」というのは、「誰が行ってもある程度以上の再現性のある”勝ちパターン”を構築する」と言い換えていただければと思います。

つまり、「誰が行ってもある程度以上の再現性のある”勝ちパターン”を構築」しやすいのは、抜群の才能やセンスを持った天才タイプよりも、才能やセンスに頼らず・目の前の小さな成功を「一般化」できるタイプの方だ、ということでございます。


ちなみに、決して”イチロー型”が不要と言ってる訳ではありません。

それぞれがそれぞれに適材適所に配置され、活躍の場が与えられることが重要ですし、それぞれがそれぞれに必要なタイプである、ということは言うまでもないですよね。


ところで、野球選手に例えると、

「じゃあ、”長嶋一茂型”や”野村克則型”はどうなるんだ!!」

などといった話が際限なく出てきてしまいそうですが、やはり彼らは彼らで適所があるということを最後に申し添えておくところです。

…というか、彼らは今、それぞれがそれぞれに得意分野で活躍しておられますし、むしろ「現役中」よりも「現役後」の方が長い人生というものを、すごぶる真っ当に歩まれているのではないか、と思うくらいなのでございます。

2016年9月3日土曜日

[財務経理]ヤマト運輸に商品等を発送する際の事務的な業務(納品書や請求書の作成など…)をサポートしてもらえるようになる模様

ヤマト運輸がサービスの多様化に一手、請求業務支援を開始 by ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/083002517/

クロネコヤマトの宅急便♪でおなじみのヤマト運輸株式会社が、請求業務の支援サービスを開始するようです。
ヤマト運輸と法人契約を結ぶ企業や個人事業主向けのポータルサイト「ヤマトビジネスメンバーズ」に、「請求業務クラウドサポート」を加えた。
 とのことで、具体的には、

  • 納品書や請求書の作成機能
  • 帳票をメールやFAXで送付できる機能

が利用できるようになる模様。


こちらのサービス、製品の納品や商品の販売などで普段から運送業務を発注している業種(ECサイトの運営会社など…)にとっては、痒いところに手が届くものとなりそうです。

今どき納品書や請求書の作成機能が付いているクラウド会計ソフトももちろんありますが、現場では納品書や請求書の作成って「会計業務」にくっついているものではなく、「(商品等の)発送業務」とニコイチであるように感じるんですよね。

特に中小企業や個人事業主にとって、このあたりの事務作業を「会計ソフト(または、その付随ソフト)を使って」行うというのはそれなりに違和感がありそうなもの。

その点、こちらは現状の業務の流れにスッと入っていけそうな雰囲気を感じたので、オススメできるかもな、と考えた次第です。

気になる金銭面のコストも、
  • 初期費用→無料
  • ライトプラン(取引先を5社まで登録できる)→0円
  • スタンダードプラン(取引先を無制限に登録できる)→月額980円(税込)
と非常にお安くなっており、現時点で出ている情報をサッと読んだ限りでは十分コストに見合うメリットがある(というか、十分お釣りが来る)と判断できそうです。


ちなみに、これ、マネーフォワードのOEMとのこと。

クラウド会計業界もそれだけ競争が激化しているということですね。

ぜひとも会計ソフトの老舗・弥生さんにも頑張っていただければと存じております…!!

2016年9月1日木曜日

[鹿島アントラーズ]石井監督復帰ということで「心労」騒動をざっくりと整理

鹿島“復帰”の石井監督「CWC、そして天皇杯決勝の1月1日まで戦い続けたい」 by theWORLD
http://www.theworldmagazine.jp/20160831/03domestic/84613
珍しく鹿島アントラーズに関する話題が多くのマスメディアに取り上げられ、ネット上で盛んにネタにされている!!

…と喜ぶなかれ、なんともネガティブな「盛り上がり」となってしまいました…。


僕的には、話題に上がった当初から「あぁ、まぁ、そういうこともあるよねぇ…石井さんお大事にね。」といった感じだったのですがね…。

運悪く色々なことが重なったタイミングということもあり、不必要にコトが大きくなってしまったなぁ、という印象を持っております。


備忘がてら話の流れを時系列で追ってみると、
(※「ただの事実」と「明確に鹿島関係者がコメントしたもの」は太字にしています。)
  • ~19日
    • 鹿島、公式戦4連敗(リーグ戦3敗+スル銀カップ1敗)を喫する
  • 20日(湘南戦当日)
    • (試合中)金崎夢生が自身が途中交代を指示されたことについて激怒
    • (試合後)石井監督「(金崎の行為は)選手がやってはいけない行為。冷静になったら話したい」
    • (試合後)強化部長「金崎にはスタッフや選手に謝ってもらう」
  • 21日(湘南戦翌日)
    • 金崎、石井監督に対して謝罪
  • 22日
    • 金崎、チーム全体に対して深謝・クラブは厳重注意を与える
  • 24日
    • エルゴラ「石井監督と金崎の間には、すでにわだかまりはなく、練習のなかでも普段と変わらない姿が見られた」
    • 石井監督、「夢生が表に出しただけで、(途中交代に)そう思っている選手はたくさんいると思う」と言って選手の心情にも理解を示す
  • 25日
    • 日刊ゲンダイ「鹿島の監督に手倉森氏が就任内定!」
    • 日本代表選出者の発表の場でハリルホジッチ監督が名指しで金崎夢生の態度を指摘・代表も落選
  • 26日(横浜戦前日)
    • 強化部長「心労がたまっているから今日は帰した。1stステージも優勝して、チャンピオンシップも出るのに監督を代える理由はない。」
    • 報道「石井監督、金崎との衝突が原因による心労でダウン!!」
  • 27日(横浜戦当日)
    • (試合前)強化部長「石井監督から『体調が優れないので、(試合に)行くのは無理です』と連絡を受けた。」
    • (試合後)大岩コーチ「(金崎の件について)クラブの中で解決すること。それは解決していると認識している。」
    • (試合後)強化部長「先延ばせばチームが停滞する。月曜(29日)に話し合い、その結果で決断する。」
  • 28日
    • 報道「石井監督の退任が決定的!大岩コーチが昇格する見通し!」
  • 29日
    • 強化部長「(石井監督は)3日前と比べ落ち着き、前向き・意欲的になっていた。第1ステージで優勝し、残り7試合で監督をどうこうしようと考えるフロントはいない。」
  • 30日
    • 石井監督、5日ぶりにチーム練習に復帰
    • 石井監督「内容も伴わない悪い結果・チーム内の一体感の薄れなどについて以前から悩んでいた。(報道されているような)金崎との件については関係ない。」
    ということで、「ただの事実」と「明確に鹿島関係者がコメントしたもの」を丁寧に追えば、ネット上で言われているほど鹿島フロントが酷い対応をしているということはなく、(最高ではないものの)一貫した対応を取れているように思います。

    (しかし…じっくりと読めば読むほど、『「報道」とは何か…?』という禅問答になっていく自分がいますが…。果たして25日に突然何があったんでしょうねぇ?(皮肉))


    ちなみに、
    • 金崎夢生に対する処分が適切であったのか?
    • クラブの強化部長が「心労」という言葉を使って石井監督の体調不良を説明したことについて、対応として適切であったのか?
    といった点は様々な意見があると思いますし、また、賛否両論あって然るべきとも思います。


    鹿島アントラーズとしては、クラブがJリーグに参入した経緯やその後の歴史的に、誇張ではなく割と真面目に「弱くなったらクラブが消滅する」危機感を持っています。

    それに加え、「クラブに関係する人間は全員が家族だ」というコンセプトも持ち続けているので、「年齢や立場に関係なく激しく意見をぶつけ合う」ことが当たり前という感覚も染み付いているのです。

    そのあたり、日本ではそういう価値観は「異端」だと思いますので、鹿島をよく知らない人たちから「特殊」「変」「一般に馴染まない」と思われるのは致し方ないところだよなぁ、と思う次第なのです。


    このあたりで、鹿島アントラーズの歴史や価値観(そして、それらの特殊性)をあまり知らない方にとっては「変だなぁ、おかしいんじゃないのこのクラブは…」と見えたのだと思います。

    逆に、十分に知り尽くした者にとっては「鹿島のアイデンティティに添って考えれば、まぁ、こういう対応になるよね。」といったところではないでしょうか。

    一歩引いたところから見ると、このへんの「分かり合えない価値観や考え方同士」が、
    • 「石井監督と金崎夢生が衝突」「石井監督がチームのマネジメントに関する悩みから来る心労で練習や試合を休む」という2つの事象がタイミング良く(否、タイミング悪く!)同時期に発生
    • この2つの事象の関係性や相関性を冷静に整理する時間も余裕もなかった
    という状態で真正面からぶつかってしまったことが、ネット上での激しい言葉が飛び交う流れを生むこととなった、といったところではないでしょうか。

    「クラブ内部で解決すべきこと!放っといてほしいよ!」というのも真、「外から見てどう思われるか?もプロなのだから極めて重要!放っとく訳にはいかない!」というのもまた真…。

    Jリーグクラブというのは現実、ほぼ大半が「中小企業」なのですが、その運営は極めて難しいものだな…と改めてひしひしと感じている次第です。


    まぁ、このあたりの議論はここでは一旦置いておくとして、僕としては、(「心労」というものがどういったものか具体的には知る由もありませんが…)願わくば石井監督が躁鬱のような症状でないことを願っているばかりです。

    現場復帰したことでさらに悪化して最悪の事態に…などとなりさえしなければ、今回に関してはひとまずはベターな展開、ではないかと思っております。

    そしてもし石井監督の心身がともに「完全に回復した状態」であるのならば、ここからギアを上げて残り全勝、そしてその先のリーグ戦制覇と天皇杯制覇の「2冠達成」を実現してほしいと強く願っているところでもあります。


    「雨降って地固まる」よう、サポーターとしてはフロント、指揮官、コーチ陣、そしてもちろん選手たちを信じてただ「サポート」していくのみですね。